ボーンツール:オブジェクト プロパティ リファレンス

これらの設定により他のオブジェクトをボーンに変更し、ボーンの固さと位置合わせをコントロールできます。

インタフェース

ボーン オン

オンにすると、選択したボーンまたはオブジェクトがボーンとして動作します。オフにすると、オブジェクトのボーンとしての動作が停止します。自動位置合わせやストレッチが行われなくなり、その他のコントロールが無効になります。既定値では、ボーン オブジェクトではチェックマークが付いており、その他の種類のオブジェクトではチェックマークが付いていません。

注: [ボーン オン](Bone On)にチェックマークを付けても、オブジェクトの位置合わせやストレッチはただちに適用されません。ただし、これ以降、子オブジェクトを変換すると、回転とストレッチが適用されます。
長さを固定
オンにすると、ボーンの長さが保持されます。オフにすると、ボーンの長さは、子ボーンの変換に基づいて決定されます。既定値ではチェックマークが付いています。
警告: [長さを固定](Freeze Length)にチェックマークを付けても、[長さを固定](Freeze Length)が適用されるオブジェクトの子を変換しない限り、視覚効果は発生しません。
自動位置合わせ
オフにすると、ボーンの基点がその子オブジェクトに位置合わせされなくなるため、子ボーンを移動しても親の回転に変換されなくなります。一方、子は、親の X 軸から離れることができます。既定値ではチェックマークが付いています。
注: [自動位置合わせ](Auto-Align)の状態を変更しても、スケルトンへの視覚効果はすぐには発生しません。これ以降、ボーンが移動したときに効果が適用されます。
負にストレッチされたボーンを補正
オンにすると、スケール係数が負の値になるボーンのストレッチが正の値に修正されます。既定値ではチェックマークが付いています。
再位置合わせ
ボーンの X 軸が、子ボーンの位置(または複数の子の平均基点)で再度位置合わせされます。

通常、この位置合わせは保持されるため、このオプションを使用する必要はありません。ただし、ボーンを位置合わせしない場合は、[自動位置合わせ](Auto-Align)のチェックマークを消してから、子ボーンを移動します。[再位置合わせ](Realign)は、ボーンを子に対して再度位置合わせするときに使用します。

ストレッチをリセット

子オブジェクトがボーンから離れた位置にある場合、子オブジェクトに到達するようにボーンをストレッチします。

スケールをリセット

ストレッチしたボーンの内部計算されたスケールを各軸で 100% に戻します。このオプションを使用すると、リンクおよびスケールされたオブジェクトによる予想外の動作を避けられます。このオプションは、ボーンに対して視覚的な影響を及ぼしません。

ストレッチ係数情報

[負にストレッチされたボーンを補正](Correct Negative Stretch)オプションの下には、選択しているボーンの数と、3 つの軸のそれぞれのストレッチ係数の情報がテキストで表示されます。複数のボーンを選択している場合には、[ストレッチ係数](Stretch Factor)には「未定義」というテキストが表示されます。

注: [ストレッチ係数](Stretch Factor)のテキストは、ボーン編集モードのときにだけ更新されます。

ストレッチおよび軸のオプション

ストレッチ

子ボーンが変換され、[長さを固定](Freeze Length)にチェックマークが付いていない場合に実行するストレッチの種類を決定します。既定値は[スケール](Scale)です。

  • [なし](None) ストレッチは実行されません。
  • [スケール](Scale) ボーンのスケールを実行します。ストレッチは、1 つの軸に沿って発生します。
  • [押し潰し](Squash) ボーンの押し潰しを実行します。ボーンは、短くなるほど太くなり、長くなるほど細くなります。

ストレッチに使用する軸を指定します。

  • [X]/[Y]/[Z] スケールや押し潰しに使用する軸を選択します。
  • [反転](Flip) 選択された軸に沿ってストレッチを反転します。