[パイプ](Pipe)サブオペレータ

[パイプ](Pipe)サブオペレータでは、「バルブ」ストリーム内の値に基づいて、複数のデータ入力の 1 つを出力できます。このサブオペレータでは、2 つ以上の入力が提供されます。1 つのバルブ(常に最初の入力になります)と 1 つ以上のデータ入力です。たとえば、既定の[パイプ](Pipe)サブオペレータには、1 つのブール演算バルブと 2 つの実数データ入力があり、ブール演算入力に取り込まれたデータに基づいて 1 つまたは他のデータ入力からデータが出力されます。

他のタイプのバルブを使用して、バルブ ストリームの範囲を設定できます。バルブ入力値の範囲は、「パイプ」処理されるデータ入力によって決まります。たとえば、1 つの整数バルブ入力(I1)と 3 つの実数データ入力(R2、R3、R4)がある場合、I1 <= 0 の場合は R2、I1 > 0 の場合は R3、I1 > 50 の場合は R4 が出力されます。

インタフェース

データ タイプ
取り込みおよび出力「パイプ」ストリームのデータ タイプを選択します。これらのほとんどが名前のとおりです。他の内容については、「データ タイプ」を参照してください。
バルブ タイプ(Valve Type)
取り込み「バルブ」ストリームのデータ タイプを選択します。これは、サブオペレータがパイプ処理されるデータ入力を確認するために使用します。これらは名前のとおりです。
ドロップダウン リスト
[バルブ タイプ](Valve Type)を[ベクトル](Vector)または[整数](Integer)に設定すると、このリストが使用できるようになり、使用可能なパイプ条件を選択できます。

バルブの場合は、取り込み値 V1.x、V1.y、V1.z(ベクトルのコンポーネント)がバルブ コントローラになります。ドロップダウン リストでは、パイプ処理でのベクトル コンポーネントの使用方法として、[最大コンポーネント](Maximal Component)、[最大絶対値コンポーネント](Maximal Absolute Component)、[最小コンポーネント](Minimal Component)、または[最小絶対値コンポーネント](Minimal Absolute Component)を選択できます。[ベクトル](Vector)バルブ タイプでは、[追加](Add)および[除去](Remove)ボタンは使用できません。入力データ チャネルが 2 で固定されている[ブール演算](Boolean)バルブ タイプと同様に、入力データ チャネルの数は 3 で固定されています。

[整数](Integer)の場合、ドロップダウン リストには、ほとんどのバルブ タイプの標準モードである[間隔](Intervals)と、指定された値のみと等しいかどうかをテストする[完全一致](Exact Match)の 2 つの選択肢が表示されます。

パイプ条件(Pipe Conditions)領域

[パイプ条件](Pipe Conditions)領域のリスト ボックスには、パイプ処理されるデータ入力を決定するために使用される条件が表示されます。[ブール演算](Boolean)を除くすべてのバルブ タイプでは、これらの条件は指定した値に基づく範囲になります。既定では、バルブ タイプが[ブール演算](Boolean)以外の場合、条件(および入力)は 1 つで、[すべて](All)に設定されます。つまり、入力データは単純にパイプ処理されます。[追加](Add)ボタンで条件を追加します。

[削除]
ハイライト表示した条件をリストから削除し、対応する入力をサブオペレータから削除します。
[全てを除去]
リスト内のすべての条件を削除し、元のリストに戻し、[すべて](All)条件のみにします。
[Add]
このボタンの右側にある数値フィールドの現在の値に基づいて、「<=」(この値以下)条件をリストに追加します。たとえば、1 つの[すべて](All)条件から始まり、[データ タイプ](Data Type)が[行例](Matrix)、[バルブ タイプ](Valve Type)が[浮動小数](Float)で、数値フィールドが 0.5 に設定されている場合、[追加](Add)をクリックすると、2 つの条件が存在します。R1 <= 0.5 の場合は M2 で、R1 > 0.5 の場合は M3 になります。

[パイプ](Pipe)サブオペレータは最大 7 つの「<=」条件をサポートします。7 つ追加すると、[追加](Add)ボタンが使用可能になります。また、条件は自動的に数字の昇順で並べ替えられます。

条件は速度値です(Condition is Speed Value)/条件はスピン レートです(Condition is Spin Rate)
このチェック ボックスは、[バルブ タイプ](Valve Type)が[ワールド単位](World Unit)または[角度](Angle)の場合にのみ使用できます。[バルブ タイプ](Valve Type)が[角度](Angle)で、チェック ボックス([条件はスピン レートです](Condition is Spin Rate)がオンの場合は、条件は特定の角度ではなく、角速度とみなされます。[バルブ タイプ](Valve Type)が[ワールド単位](World Unit)で、チェック ボックス([条件は速度値です](Condition is Speed Value)がオンの場合は、条件は特定の位置ではなく、速度とみなされます。
単位(Units Per)
[フレーム](Frame)、[秒](Second)、または[ティック](Tick)に設定します。