フレームをスナップ

[フレームをスナップ](Snap Frames)を有効にしてキーまたは範囲バーを移動すると、絶対フレームの増分の位置に強制的に配置されます。

スナップ フレームは、複数のキーの選択セットにも適用されます。[フレームをスナップ](Snap Frames)が有効な場合、選択セットを移動またはスケールすると、その中に含まれる各キーがそれぞれ最寄りのフレームに整列します。 既定値ではチェックマークが付いています。

[フレームをスナップ](Snap Frames)を無効にすると、キーをサブフレームのタイミングで移動できるので精度が高まります。 エディタでは常にキーの正確な時間軸上の位置が表示されますが、数値表示では、[時間表示](Time Display)が[フレーム : ティック](FRAME:TICKS)または[分 : 秒 : ティック](MM:SS:TICKS)に設定されている場合にのみ正確なタイミングが表示されます。

時間表示にフレームを使用しない[分 : 秒 : ティック](MM:SS:TICKS)形式を使用している場合でも、[フレームをスナップ](Snap Frames)が有効であれば、フレーム境界に合致する時間値に整列します。

[ドープ シート](Dope Sheet) [キーを編集](Edit Keys)モードでは、キーはボックス グリッドに表示されます。 フレームのスナップにより整列したキーは、完全なボックスで表示されます。フレームのスナップを無効にして移動したキーは、グリッド内の幅の狭い長方形で表示されます。カーブ エディタを使用した場合も、トラック バーでの表示が似たものになります。

フレームのスナップを無効にして移動したサブフレーム キー

警告: より正確なアニメーションのタイミングが要求されるなどの、特別な理由がある場合を除いて、[フレームをスナップ](Snap Frames)を無効にしないでください。[フレームをスナップ](Snap Frames)を無効にしてカーブ エディタ内でキーを移動すると、サブフレーム キーが作成されますが、これらのサブフレーム キーはカーブ エディタ内でははっきり区別できません。場合によっては、サブフレーム キーによりアニメーションが「急に現れたり」、キーが近すぎてアニメーションが急激に変化することがあります。

手順

[フレームをスナップ](Snap Frames)を使用するには:

    [フレームをスナップ](Snap Frames)は既定値でオンなので、次の手順は、フレームのスナップをオフにした場合にのみ適用されます。

  1. トラック ビューの[ドープ シート](Dope Sheet)ツールバーで ([キーを編集](Edit Keys))をクリックします。
    注: これは必ずしも必要な操作ではありませんが、スナップ動作が分りやすくなります。また、[ドープ シート](Dope Sheet)モードまたは[カーブ エディタ](Curve Editor)モードの場合に、トラック バーにスナップを表示することもできます。
  2. トラック ビューのツールバーで、 ([フレームをスナップ](Snap Frames))を選択します。
  3. トラック ビューのキー ウィンドウで任意のキーを 1 つまたは複数選択します。
  4. ([キーを移動](Move Keys))または [キーをスケール](Scale Keys)ボタンを使用してキーの位置を変更します。

    [フレームをスナップ](Snap Frames)ボタンがアクティブになっている場合、選択セットを移動またはスケールすると、その中に含まれる各キーはそれぞれ最寄りのフレームに整列します。

親トピック: キーを編集