[スキュー](Skew)モディファイヤ

[スキュー](Skew)モディファイヤでは、オブジェクトのジオメトリに対して均等なオフセットを行うことができます。スキューの量と方向は、3 つのどの軸方向にも制御できます。また、ジオメトリの一部だけにスキューを実行することもできます。

[スキュー](Skew)モディファイヤを適用

制限を設定した場合のモディファイヤの中心の移動の効果

手順

オブジェクトにスキューを設定するには:

  1. オブジェクトを 選択し、 [修正](Modify)パネルに移動し、[モディファイヤ リスト](modifier list)から[スキュー](Skew)を選択します。
  2. [パラメータ](Parameters)ロールアウトで、スキュー軸を X、Y、Z のいずれかに設定します。これは、スキュー ギズモの軸です。選択したオブジェクトの軸ではありません。

    軸はいつでも切り替えられますが、モディファイヤで設定できる軸は 1 つだけです。

  3. スキューの量を設定します。量は、軸に平行なオフセットを現在の単位で示したものです。

    オブジェクトは下限を始点として、この量でスキューします。下限の既定値は、モディファイヤの中心です。

  4. スキューの方向を設定します。

    オブジェクトは軸を中心に旋回します。

    正の値を負にすれば、量や方向を逆転できます。

スキューを制限するには:

  1. [制限](Limits)領域 [効果を制限](Limit Effect)チェック ボックスにチェックマークを付けます。
  2. 上限と下限の値を設定します。これらは、モディファイヤの中心から上方および下方に向けての、現在の単位での距離です。モディファイヤの中心は、ギズモの Z 軸上で 0 (ゼロ)の位置です。上限はゼロまたは正の値、下限はゼロまたは負の値が有効です。上限と下限が等しい場合、[効果の制限](Limit Effect)チェック ボックスのチェックマークを消した状態と同じ結果になります。

    スキュー オフセットは、これらの制限の間で適用されます。スキューの影響を受けない周囲のジオメトリは、オブジェクトをそのまま保持するように移動します。

  3. サブオブジェクト レベルで、モディファイヤの中心を選択して移動できます。

    制限設定は、中心のどちら側に移動してもそのまま変更されません。そのため、[スキュー](skew)領域をオブジェクトの別の部分に移動することもできます。

インタフェース

モディファイヤ スタック

ギズモ
このサブオブジェクト レベルでは、ギズモをその他のオブジェクトと同じように変換およびアニメートして[スキュー](Skew)モディファイヤの効果を変更できます。ギズモを変換すると、中心も同じ距離だけ変換されます。ギズモの回転またはスケールは、中心と関連して行われます。
中心
このサブオブジェクト レベルでは、スキュー効果の中心を変換およびアニメートできます。

スタック表示の詳細は、[モディファイヤ スタック](Modifier Stack)コントロールを参照してください。

[パラメータ](Parameters)ロールアウト

[スキュー](Skew)領域
[量](Amount)
垂直平面からスキューする角度を設定します。
方向
水平平面でスキューする方向を設定します。
[スキュー軸](Skew Axis)領域
[X]、[Y]、[Z]
スキューされる軸を指定します。この軸は、スキュー ギズモに対してローカルであり、選択した図形とは無関係です。既定値は Z です。
[制限](Limits)領域
効果を制限
[スキュー](Skew)モディファイヤに制限を適用します。
上限
スキューの中心からの上限をワールド単位で設定します。これを超えると、ジオメトリに対するスキュー効果はなくなります。既定値は 0 です。
下限
スキューの中心からの下限をワールド単位で設定します。これを超えると、ジオメトリに対するスキュー効果はなくなります。既定値は 0 です。