トップ/ボトム マテリアル

トップ/ボトム マテリアルにより、オブジェクトのトップとボトムに 2 つの異なるマテリアルを割り当てることができます。マテリアルを相互にブレンドすることもできます。

トップ/ボトム マテリアルによってポットの底を焦がす

法線ポイントが上を向いている方がオブジェクトのトップ面です。ボトム面の法線ポイントは下向きです。「上」と「下」がシーンのワールド座標とオブジェクトのローカル座標のどちらを参照するかを選択できます。

注: サブマテリアルのシェーディングで 1 つでも[ワイヤ](Wire)に設定されているものがあると([シェーダ基本パラメータ](Shader Basic Parameters)ロールアウトを参照)、マテリアル全体がワイヤ マテリアルとして表示され、レンダリングされます。

手順

トップ/ボトム マテリアルを作成するには、次のいずれかの方法を実行します。

トップ/ボトム マテリアルのコントロールにより、2 つのマテリアルとその間の遷移を選択できます。

トップまたはボトム マテリアルを選択するには、以下のいずれかを実行します。

2 つのコンポーネント マテリアルを入れ替えるには:

インタフェース

[上側マテリアル](Top Material)および[下側マテリアル](Bottom Material)
トップまたはボトム サブマテリアルをクリックし、選択または編集します。既定値では、サブマテリアルはブリン シェーディングを使用した標準マテリアルです。

各ボタンの右にあるチェック ボックスを使用すると、そのマテリアルをオフにしてシーンとサンプル スロットの中で非表示にすることができます。

スワップ
トップ マテリアルとボトム マテリアルの位置を入れ替えます。

[座標](Coordinates)領域

この領域のコントロールで、トップとボトムの境界の決め方を 3ds Max によって選択できます。

  • [ワールド](World)面はシーンのワールド座標に従って上向きまたは下向きとなります。 オブジェクトを回転させても、上面と下面の間の境界は元の位置にとどまります。
  • [ローカル](Local)面はシーンのローカル座標に従って上向きまたは下向きとなります。 オブジェクトを回転させると、マテリアルも一緒に回転します。
ブレンド
上側および下側の両サブマテリアルの間のエッジをブレンドします。 0 から 100 の範囲をパーセントで指定できます。0 のときは、トップ サブマテリアルとボトム サブマテリアルの間に鮮明な線があります。100 のときは、トップ サブマテリアルとボトム サブマテリアルは互いの色を帯びます。既定値は 0 です。

このパラメータはアニメートすることができます。

位置
オブジェクト内で 2 つのマテリアルの境界がどこにあるのかを決めます。 0 から 100 の範囲をパーセントで指定できます。0 のときはオブジェクトのボトムとなり、トップ マテリアルだけが表示されます。100 のときはオブジェクトのトップとなり、ボトム マテリアルだけが表示されます。既定値は 50 です。

このパラメータはアニメートすることができます。