階層を操作する既定の方法では、「フォワード キネマティック」と呼ばれる手法が使用されます。この技法では次の基本原則が採用されます。
- 親から子への階層的なリンク
- リンクされたオブジェクト間を結合する関節は基点の配置によって定義
- 位置、回転、スケールの変換は親から子へ継承
フォワード キネマティックでは、親オブジェクトが移動したときにはその子も追随しなければなりません。子が独自に移動する場合は、親はそのままで移動しません。たとえば、人物の階層リンクにおいて、胴体部分(親)が前屈みになると、頭部(子)はそれといっしょに移動しますが、胴体部分に影響を及ぼさずに頭部を回転することができます。