このダイアログ ボックスは、現在の 3ds Max セッションとは異なるシステム単位設定を使って保存したファイルを開いたり合成したりする場合に表示されます。3ds Max 既定値のシステム単位は、インチに設定されています。
たとえば、システム単位がメートルに設定されたファイルを開いた場合に、このダイアログ ボックスが表示されます。
このダイアログ ボックスでは、2 つのオプションを選択できます。
- [ファイル オブジェクトをシステム単位に再スケールしますか ?](Rescale the File Objects to the System Unit Scale): 読み込んだファイル内のオブジェクトを再スケールして、現在のシステム単位に一致させます。これにより、読み込んだジオメトリのサイズを変更できます。
- [ファイルの単位スケールを採用しますか?](Adopt the File's Unit Scale?): 3ds Max インストール環境のシステム単位を、取り込むファイルのシステム単位に一致するよう変更します。 この設定は、3ds Maxするまで、3ds Max での現在のセッションと将来のセッションで維持されます。 このオプションが既定値です。
[ファイル](File)
[リセット](Reset)を選択しても、システム単位はリセットされません。システム単位を変更するには、[カスタマイズ](Customize) [単位設定](Unit Setup) [システム単位設定](System Unit Setup)を使用するか、3dsmax.ini ファイルを手動で編集する必要があります。
注: このダイアログ ボックスは、[システム単位設定](System Unit Setup)ダイアログ ボックスの[ファイル内のシステム単位を重視](Respect System Units In Files)チェック ボックスにチェック マークを付けているときにのみ表示されます。
インタフェース
- [ファイル オブジェクトをシステム単位に再スケールしますか?](Rescale the File Objects to the System Unit Scale?) ファイルのオブジェクトを、現在のセッションのシステム単位に再スケールします。 注: 多くの機能は、シーンのスケールに依存しています。このため、特にシーンでラジオシティが使用されている場合には、ファイル オブジェクトを再スケールすると、予期しない結果になることがあります。ファイル オブジェクトを再スケールした場合は、ラジオシティをリセットおよび再スケールしてください。ヒント: 再スケール後にジオメトリがビューポートに表示されなくなった場合は、[全範囲ズーム全ビューポート](Zoom Extents All)ボタンを使用します。
- [ファイルの単位スケールを採用しますか?](Adopt the File's Unit Scale?)(既定値) システム単位スケールを変更して、他のファイルのシステム単位スケールに一致させます。
[ファイルの単位スケールを採用しますか?](Adopt The File’s Unit Scale)を選択した場合には、 3dsmax.ini ファイルに 2 つの設定 (UnitType= と UnitScale=) が追加されます。このため、手動でリセットするまで、この変更はセッションをまたがって適用されます。
既定値のシステム単位に再スケールするには、3dsmax.ini ファイルを編集して、これらの設定を削除します。または、[カスタマイズ](Customize)メニュー
[単位設定](Unit Setup) [システムの単位設定](System Unit Setup)を選択して、既定値のスケール(インチ)に変更します。 ヒント: このオプションを選択すると、UVW アンラップ モディファイヤが適用されたオブジェクトからテクスチャ座標情報が失われることがあります。 この問題が発生した場合は、[ファイルの単位スケールを採用しますか?](Adopt)オプションではなく[ファイル オブジェクトをシステム単位に再スケールしますか?](Rescale)オプションを選択してください。