ティーポット プリミティブは、ふた、本体、取っ手および口で構成される合成オブジェクトを生成します。 一度にティーポット全体を作成する(既定値)か、パーツを組み合わせるかを選択できます。 ティーポットはパラメトリック オブジェクトなので、作成後、ティーポットの各パーツを選択して表示できます。
ティーポットの例
3ds Max のティーポット プリミティブは、1975 年に Martin Newell 氏によって作成されたオリジナルのデータをもとに作成しました。 Newell 氏は、まず机の上に置かれていたティーポットのスケッチをグラフ用紙に描き、それから立方体のベジェ スプラインカーブを計算し、ワイヤフレーム モデルを作成しました。その当時、同じくユタ大学に在籍していた James Blinn 氏は、このモデルを使用して卓越した品質の初期レンダリング作品を作成しました。
それ以来、ティーポットはコンピュータ グラフィックスの代表的なシェイプとなりました。 複雑かつカーブの、交差するサーフェスは、現実世界のオブジェクトに対するさまざまな種類のマテリアル マッピング設定とレンダリング設定のテストに最適なものとなっています。
ティーポットを作成するには:
ドラッグすると、底面の中心にある基点とともにティーポットが表示されます。
単一のティーポットのパーツを作成するには:
残したパーツが表示されます。基点は、ティーポットのベースの中心に残ります。
ティーポットは、独立した 4 つのパーツ(本体、取っ手、口、ふた)で構成されています。各コントロールは、[パラメータ](Parameters)ロールアウトの[ティーポットのパーツ](Teapot Parts)領域内に配置されています。各パーツのチェック ボックスのチェックマークを付けたり消したりして、いろいろな組み合わせで同時に作成することができます。本体のみを選択して、鉢を作成したり、ふた付きまたはふたなしのポットを作成したりできます。
パーツをティーポットに変えるには:
ティーポット全体が表示されます。
他のどのパーツにも、モディファイヤを適用できます。後で別のパーツをオンにすると、モディファイヤは追加されたジオメトリにも効果を与えます。
直径を外側にドラッグして、ティーポットを描画します。
半径を外側にドラッグして、ティーポットを描画します。
ティーポットの中心から本体周囲までの距離です。全体のサイズを決定します。
ティーポットのパーツの分割数。
オンの場合、ティーポットの面をブレンドし、レンダリングされたビューでスムーズに見えるようにします。
チェック ボックスを切り替えて、異なるティーポットのパーツを有効または無効にします。 既定値ではすべてにチェックマークが付いているので、完全なティーポットが作成されます。
マップしたマテリアルをティーポットに適用するための座標を自動的に生成します。既定値ではチェックマークが付いています。
オブジェクトに適用されるテクスチャがマッピングされたマテリアルのスケーリング方法を制御します。スケール値は、適用されるマテリアルの[座標](Coordinates)ロールアウトの[リアル-ワールド スケールを使用](Use Real-World Scale)の設定によって制御します。既定値ではチェックマークが付いていません。