[類似したものを選択](Select Similar)コマンドを実行すると、現在選択されているオブジェクトに「類似した」オブジェクトがすべて自動的に選択されます。
一般的に、「類似した」オブジェクトは、同じレイヤ上にあり、同じマテリアルを適用されている(またはまったくマテリアルが適用されていない)状態である必要があります。実際の機能は、オブジェクトのソースによって異なります。
このコマンドを使用すると、AutoCAD Architecture (旧 ADT: Architectural Desktop)での定義と同じスタイルやカテゴリを持つ、またはRevit での定義と同じファミリやタイプを持つ、選択したオブジェクトやオブジェクトのレイヤにある DWG 形式で読み込まれた項目すべてを選択できます。たとえば、壁が含まれている DWG を、CMU-8、Concrete-8、Stud-4 といった複数の異なるスタイルで読み込みまたはリンクしている場合は、CMU-8 壁セグメントを 1 つ選択して[類似したものを選択](Select Similar)を使用することで、同じレイヤ内の CMU-8 壁セグメントをすべて選択できます。
また、スタイルの異なる複数のオブジェクトを選択して[類似したものを選択](Select Similar)を使用すると、それらのスタイルを持つオブジェクトがすべて選択されます。
また、このコマンドは 3ds Max のネイティブのオブジェクトにも適用されます。これにより、同じタイプのオブジェクトすべてが選択されます。これには、プリミティブ オブジェクトと編集可能オブジェクトも含まれます。たとえば、いくつかのボックスと円柱を追加し、いずれか 1 つの円柱を選択して[類似したものを選択](Select Similar)コマンドを実行すると、円柱はすべて選択されますが、ボックスは選択されません。続いてすべてのオブジェクトを編集可能ポリゴンに変換してから同じことを行うと、今度はすべてのオブジェクトが選択されます。さらに、いずれかのオブジェクトにマテリアルを適用したり、オブジェクトを別のレイヤに移動すると、そのオブジェクトは「類似した」オブジェクトではなくなるため、[類似したものを選択](Select Similar)コマンドでは選択されなくなります。