[調整](Adjust)メニュー

[レイヤ](Layers)ダイアログ ボックスの[調整](Adjust)メニューには、イメージ全体を処理するためのコマンドが用意されています。大部分のコマンドでは[プレビュー](Preview)オプションのあるモーダル ダイアログ ボックスが表示されますが、[自動レベル](Auto Levels)と[反転](Invert)にはパラメータがなく、効果がただちに現われます。

輝度/コントラスト/色相/彩度

ダイアログ ボックスが表示され、次の設定を調整することができます。

  • [輝度](Brightness)レイヤ全体の輝度(明度)に作用します。最大値の 100 ではレイヤは完全な白になり、最小値の -100 ではレイヤは完全な黒になります。
  • [コントラスト](Contrast)レイヤのコントラストに作用します。この値を大きくすると、完全に飽和状態のカラー、明るい白、濃い黒になり、値と小さくすると全体的にグレー トーンになります。
  • [色相](Hue)カラー マトリクスを使用してカラーの領域を循環させます。(黒と白を含む)グレーの濃淡には影響しません。
  • [彩度](Saturation)この値が大きいほど「純粋な」(明るい)色になり、この値が小さいほどグレーっぽくなります。
レベル

ビューポート キャンバスの[レベル](Levels)コントロールは、多くのペイント プログラムの[レベル](Levels)コントロールと同様に機能します。

  • [黒](Black)主にイメージ内の暗い領域に作用します。[黒](Black)のレベルを高くするほど、イメージ全体が黒っぽくなります。
  • [白](White)主にイメージ内の明るい領域に作用します。[白](White)のレベルを低くするほど、イメージ全体が白っぽくなります。
  • [中間トーン オフセット](Mid Tones Offset)主にイメージ内の黒でも白でもない領域に影響します。[中間トーン オフセット](Mid Tone Offset)を高くするほどイメージは黒っぽくなり、低くするほど白っぽくなります。
カラー バランス

イメージの全体的な配色を調整します。

  • [シアン - 赤](Cyan - Red)イメージ カラーをシアンと赤の間で調整します。
  • [マジェンタ - 緑](Magenta - Green)イメージ カラーをマジェンタと緑の間で調整します。
  • [黄色 - 青](Yellow - Blue)イメージ カラーを黄色と青の間で調整します。
  • [シャドウ](Shadows)/[中トーン](Midtones)/[ハイライト](Highlights)カラー調整が、イメージの暗い部分、中間の部分、明るい部分のうち、どこに作用するかを指定します。
自動レベル

イメージの輝度、コントラスト、彩度、カラー バランスが「最適な状態」になるように調整を試みます。

反転

255 から RGB 値を引くことによって、各カラーのピクセルをスペクトルの反対のカラーに変換します。たとえば、赤は青緑になり、青は黄色になります。