[出力スタンダード](Output Standard)サブオペレータは、計算済みデータを通常のパーティクル プロパティに転送します。このサブオペレータを使用するには、入力タイプを選択し、このデータ タイプを出力するサブオペレータをデータ ビューのサブオペレータの入力コネクタにワイヤリングします。次に、[出力スタンダード](Output Standard)サブオペレータは、そのデータを[データ](Data)オペレータ/テストが属するパーティクル システムに送ります。
インタフェース
- 入力タイプ(Input Type)
- この読み込み専用フィールドには、選択したデータ タイプによって決定されたサブオペレータが受け入れるデータ タイプが表示されます。選択肢は、以下のとおりです。
- 加速(Accel)
- 加速度。絶対値、ベクトル データ、またはベクトル データのコンポーネント(X、Y、Z)として表すことができます。
注: 標準の PFlow オペレータで加速プロパティまたは質量プロパティを作成するものはありません。ただし、([出力スタンダード](Output Standard)サブオペレータを使用して)加速プロパティが作成される場合は、パーティクル フロー システムは指定された加速のルールに従います。たとえば、重力の影響をシミュレートするには、出力として加速度の値を定義できます。
- [マッピング]
- マッピング情報をベクトル データとして出力して三次元でマッピングを示すか、実数データとして出力して単一の次元 U、V、または W でマッピングを示します。このオプションを選択した場合、データ(1 ~ 99)が適用されるマッピング チャネルを設定したり、[E]をクリックして[パラメータ](Parameter)サブオペレータを[E2]入力にワイヤリングできるので、ユーザはチャネルを指定することができます。
- 質量
- パーティクルのプロパティとしての質量。
- マテリアル インデックス(Material Index)
- マテリアル インデックスとして出力される整数入力を受け入れます。
- 位置
- パーティクルの現在の位置。ベクトル データとしての 3D スペース、または実数データとしての位置の X、Y、Z コンポーネントです。
- [回転角度]
- 4 つのデータ タイプのいずれかでのパーティクルの方向。
- [角度](Angle)実数データ タイプ
- [軸](Axis)ベクトル データ タイプ
- [オイラー角](Euler Angles)ベクトル データ タイプ
-
[クォータニオン](Quaternion)
- [尺度]
- パーティクルの尺度データを出力するさまざまな方法を提供します。[ベクトル](Vector)オプションを除き、すべて実数データです。
- [スクリプト]
- 計算済みデータをスクリプト チャネル データに書き込みます。このチャネル データは、スクリプト オペレータ([スクリプト オペレータ](Script Operator)、[スクリプト テスト](Script Test)、および[発生スクリプト](Birth Script))が使用するものと同じチャネル データです。
- グループ別の選択(Selected By Group)
- パーティクル システムが[選択をグループ](Group Selection)オペレータを使用する場合、[選択をグループ](Group Selection)オペレータの定義に従って選択状態と選択時間を決定できます。[なし](None)ボタンをクリックするとダイアログが開き、使用する[選択をグループ](Group Selection)オペレータを選択できます。
- タイミング選択は T2 (Use T2 As Select Timing)
- サブオペレータが[選択をグループ](Group Selection)オペレータの選択状態データを調整します。オンにすると、T2 入力を使用して、選択状態を切り替える(True から False、または False から True)ときを指定できます。オフにすると、選択状態データを切り替えるタイミングは現在のフレームの最初だと仮定されます。パーティクル フローは、一部の効果のために、選択データを切り替える正確なタイミングを利用できます。
- パーティクル システムで選択(Selected By Particle System)
- ブール演算値を受け入れます。パーティクル システムで選択されているパーティクルの場合は Yes/1、そうではないパーティクルの場合は No/0 です。
- [速度]
- 使用できる複数のカテゴリ(名前で示されています)のいずれかで速度データを入力します。[ベクトル](Vector)オプションを除き、すべて実数データを要求します。
- Spin
- 3 種類のカテゴリ(軸(ベクトル)、クォータニオン、レート(実数))のいずれかでスピン データを入力します。
- TM
- 3 つのベクトルで構成される行列データ、または行列 X、Y、または Z (ベクトル)として、パーティクルの変換行列を入力します。
- [頂点カラーのチャネル]
- 頂点カラー チャネル データをベクトルとして入力します。
- 可視性
- このブール演算データ タイプはパーティクルを非表示または表示します。オプションは次のとおりです。
- [ビューポート](Viewport)プロパティはすべての[表示](Display)オペレータに共通です。
- [レンダリング](Render)プロパティはすべての[レンダリング](Render)オペレータに共通です。
- [オペレータ別](By Operator)プロパティは、特定の[表示](Display)または[レンダリング](Render)オペレータに適用されます。これを選択し、[ビューポート/レンダー オペレータ](Viewport/Render Operator)ボタンを使用してオペレータを選択します。
- [ビューポート/レンダリング](Viewport/Render)プロパティはすべての[表示](Display)オペレータおよび[レンダリング](Render)オペレータに共通です。
各[表示](Display)および[レンダリング](Render)オペレータには個別の[可視 %](Visible %)パラメータがあることに注意してください。それらのパラメータは独立しており、[データ](Data)オペレータの[可視性](Visibility)プロパティとは関係ありません。標準の[表示](Display)および[レンダリング](Render)オペレータは[データ](Data)オペレータの[可視性](Visibility)データ コントロールに従います。データ表示およびスクリプト表示も[可視性](Visibility)データ コントロールに従います。ただし、PFTools: Freebies プラグイン([スクリプト表示](Display Script)オペレータ)の最新バージョン(ビルド 1.063 以上)をダウンロードする必要があります。
[優先および実行順序](Priority And Execution Order)領域
「優先および実行順序」を参照してください。