Alembic オブジェクトと AlembicXform コントローラ

3ds Maxでは、Alembic の ABC ファイルから読み込まれた各オブジェクトが Alembic オブジェクトとして表示されます。アニメートされた Alembic オブジェクトには AlembicXform コントローラがあります。

Alembic オブジェクト

Alembic オブジェクトの設定は、[修正](Modify)パネルと [モーション](Motion)パネルに表示されます。

Alembic ファイル グループ

ソース
ABC ファイルのパスと名前が表示されます。
[ファイル名](filename)フィールド
ABC ファイルの名前が示されます。

をクリックして新しいソース ファイルを指定できます(推奨されません)。

オブジェクト
オブジェクト名とオブジェクト階層が表示されます。(各ジオメトリ ノードは、トランスフォーム ノードの子として表示されます。これは、すべての 3ds Max オブジェクトがエンコードされる方法ですが、通常は、インタフェースに表示されません)。
[オブジェクト名](object name)フィールド
オブジェクトの名前を表示します。

をクリックして別のオブジェクトを指定できます。

ステータス
ABC ファイルとオブジェクトの参照が解決されているかどうかを示します。

[再生タイプ](Playback Type)領域

[再生](Playback)ドロップダウン リスト
Alembic ファイルでのアニメーションの処理方法を選択できます。
  • [カスタム範囲](Custom Range)では、アニメーションの開始フレームと終了フレームを指定できます。
  • [カスタム開始](Custom Start)では、アニメーションの開始フレームを指定できます。
  • [オリジナル範囲](Original Range)(既定値)Alembic ファイルで提供されたアニメーション範囲を使用します。
  • [記録形状を再生](Playback Graph)では、[フレーム](Frame)の値をアニメートして再生を変化させることができます。

    このオプションを選択すると、[フレーム](Frame)フィールドが有効になります。

    Alembic には、フレームごとにアニメーション データが格納されます。[フレーム](Frame)の値をアニメートすることにより、[カーブ エディタ](Curve Editor)を使用してアニメーション カーブを調整することができます。

AlembicXform コントローラ

アニメートされた Alembic オブジェクトには、AlembicXform コントローラが割り当てられます。このコントローラは、[モーション](Motion)パネルと[トラック ビュー](Track View)に表示されます。

AlembicXform にはキーやカーブが表示されず、編集可能なプロパティがありません。Alembic ファイルのインポート時に作成されたキャッシュから、アニメーション データを読み込みます。

アニメートされていない Alembic オブジェクトには、位置/回転/スケール(PRS)コントローラが割り当てられます。