ファイル形式に [ASCII シーン書き出し (*.ASE)](ASCII Scene Export (*.ase))を選択すると、書き出したファイルがシーンの ASCII 形式になります。ダイアログ ボックスでは、ファイルに含めるシーン コンポーネントや、その出力方法を指定できます。そのため、ASCII ファイルの構文解析が必要なプログラムを書くときに便利です。
[出力オプション](Output Options)領域
ASCII ファイルに含める一般オプションを指定するチェック ボックスがあります。
- メッシュの定義
- ジオメトリック オブジェクトの頂点情報や面情報など各メッシュの定義を書き出します。このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、次に説明する[メッシュ オプション](Mesh Options)領域の各項目が有効になります。
- マテリアル
- マテリアルの説明があります。マテリアルをオブジェクトに割り当てなければ、ワイヤフレーム カラーが書き出されます。マテリアル ツリーのすべてのレベルが含まれるので、たくさんのテキストが生成されます。
- アニメーション キーの変換
- オブジェクトの変換アニメーション データを含めます。オブジェクトがターゲット カメラやスポットライトの場合、このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、ターゲット アニメーション データが含まれます。
- アニメートされたメッシュ
- n フレームごとに、完全なメッシュ定義を書き出します。頻度は、次に説明する[コントローラ出力](Controller Output)領域の編集ボックスで定義します。また、次に説明する[メッシュ オプション](Mesh Options)領域で指定した同じ情報が、ブロックごとに設定されます。オンにすると、シーンが小さくてもファイル サイズは大きくなります。
- アニメートされたカメラ/ライト設定
- カラー、強度、フォールオフ、マップ バイアスなど、カメラやライト用のアニメーション データを書き出します。[コントローラ出力](Controller Output)領域のスピナーで指定した値を基に、出力は n フレームごとに行われます。
- キネマティック関節を反転
- 階層レベルで IK 関節の設定を書き出します。
[メッシュ オプション](Mesh Options)領域
次の項目は、[出力オプション](Output Options)領域で[メッシュの定義](Mesh Definition)チェック ボックスにチェックマークを付けたときにのみ使用できます。
- 通常のメッシュ
- 面法線と頂点法線を書き出します。最初に面の法線がリストされ、次にその面を支える 3 つの頂点の法線がリストされます。このチェック ボックスにチェックマークを付けると、ファイルのサイズが相当大きくなります。
- マッピング座標
- 『3ds Max Software Development Kit』で説明されている Tvert と TVFace 構造に従って、マッピングする頂点と面のリストを書き出します。オブジェクトで面マッピングを使用している場合、面ごとに UVW 座標をまとめた面マップリストが書き出されます。
- 頂点カラー
- 頂点のカラーを書き出します。
[オブジェクト タイプ](Object Types)領域
次の項目では、出力に含めるオブジェクトのカテゴリを指定します。オブジェクトのカテゴリには、ジオメトリ、シェイプ、カメラ、ライト、ヘルパーがあります。
[静的出力](Static Output)領域
- フレーム番号
- すべての静的データの書き出しに使用するアニメーション フレームを指定します。 コントローラ アニメーション データの出力であるかどうかは関係ありません。
[精度](Precision)領域
- 小数値
- ASCII ファイルに書き出される値の精度(小数点以下の桁数)を指定します。
[コントローラ出力](Controller Output)領域
- [キーを使用](Use Keys)キー値を書き出します。 コントローラがキーの値を使用しない場合は、[フォース サンプル](Force Sample)メソッドを使用します。変換コントローラの場合、[キーを使用](Use Keys)オプションは、すべての変換コントローラが線形/TCB またはベジェのときだけに指定できます。変換トラックのいずれかで別の種類のコントローラを使用していると、すべての変換トラックに[フォース サンプル](Force Sample)メソッドが適用されます。
- フォ-ス サンプル[各サンプルのフレーム数](Frames per Sample)コントローラで指定した頻度に基づいて、コントローラ値をサンプリングします。
- [各サンプルのフレーム数](Frames per Sample)
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コントローラ書き出し用のコントローラ値をサンプリングする頻度をフレーム数で指定します。
[アニメートされたオブジェクト](Animated Objects)アニメーション設定とメッシュ定義を出力する頻度を、フレーム数で指定します。