フォグ(VRML97 ヘルパー)

[フォグ](Fog)ヘルパーを使用して、VRML 97 のシーンでフォグの色や範囲を指定できます。また、オブジェクトの距離を基準にしてオブジェクトに色を混ぜ合わせると、環境効果と同様の効果を使用することができます。フォグの影響を受けないバックグラウンドをフォグと同色にすると、視覚効果としては最適になります。

手順

[フォグ](Fog)ヘルパーを作成するには:

  1. [フォグ](Fog)ヘルパー オブジェクトを追加するには、次のようにします。 まず[フォグ](Fog)ボタンをクリックします。次に、トップ ビューポート内でクリックしてドラッグし、そのアイコンを作成します。
  2. これらのコントロールを使って、VRML 環境内のフォグのタイプを調整します。

インタフェース

[フォグ](Fog)ロールアウトには次のオプションがあります。

タイプ

フォグの種類(LINEAR または EXPONENTIAL)を指定します。[LINEAR]を指定すると、混合の量は距離の線形関数となり、深さを示す効果をもたらします。[EXPONENTIAL]を指定すると、混合で指数の増加を使用できるので、より自然なフォグの効果をもたらします。

カラー値

[カラー セレクタ](Color Selector)ダイアログ ボックスからフォグの色を選択します。

可視範囲

フォグによって全体がはっきり見えないオブジェクトまでの距離を指定します。この値を小さくするほど、フォグがカメラに近づき、表示されるシーンが少なくなります。この値を大きくするほど、カメラに表示されるシーンが多くなります。値が 0 の場合、効果が無効になり、すべてのシーンが表示されます。0 は、フォグ効果がないことを意味します。

アイコン サイズ

ビューポートでヘルパー オブジェクトのサイズを調整します。