テープ ヘルパー

スクリーン上で長さを測定し設定するための「巻き尺」となります。このテープはターゲット ライトとカメラのように、2 個の名前の付いたオブジェクトを組み合わせたものです。既定で、これらには、Tape### および Tape###.Target (### は 3 桁の数値)という名前が付けられます。 テープ アイコンおよびターゲット アイコンは現在のそれらの長さを表すラインで接続されています。

テープ ヘルパーを使用して床から窓フレームまでの長さを計測

長さをドラッグするか(既定値)、または[長さを指定](Specify Length)にチェックマークを付けて長さの値を入力します。テープの両端は、スナップ、位置合わせ、またはシーン内のオブジェクトにリンクすることができます。いずれかの終端を削除する方法でテープを削除できます。

注: [テープ](Tape)ヘルパー オブジェクトを追加すると、それに対し 3ds Max[ルックアット](Look At)コントローラを自動的に割り当て、テープのターゲット オブジェクトはルックアットのターゲットとして割り当てられます。 [モーション](Motion)パネルのコントローラ設定を使用して、[ルックアット](Look At)ターゲットとしてシーン内の他のオブジェクトをターゲットとして割り当てることができます。

選択

いずれかの端や中間からテープ計測オブジェクトを選択できます。接続中のラインをクリックした場合、テープ オブジェクトの両端が選択されるので、その両端を 1 つのオブジェクトのように移動させることができます。ターゲット カメラとターゲット ライトの場合も同様であることに注意してください。

注: ラインの選択はマウスでクリックした場合のみ使用可能です。この場合、範囲選択は機能しません。
ヒント: テープ オブジェクトの[長さ](Length)の読み出しは、ターゲットや接続線とは逆にオブジェクトのテープの端が選択されている場合のみ、[修正](Modify)パネルに表示されます。テープの端が選択されている場合、[スタックをロック](Pin Stack)ボタンをアクティブにすることで[長さ](Length)の表示をロックできます。その後でテープオブジェクトまたはシーン内の他のオブジェクトを調節し始めることができます。

手順

長さを測定するには:

  1. ターゲットを作成するには、[ヘルパー](Helper)パネルの[テープ](Tape)ボタンをクリックし、テープを作成するポイントからもう一つのポイントまでドラッグして、マウス ボタンを放します。

    テープとターゲットの間の距離が[長さ](Length)フィールドに表示されます。[長さ](Length)フィールドの数値はグレーで表示されており、読み取り専用の計測値であることを示しています。

    注: テープの端をオブジェクトの頂点、エッジなどにスナップするには、必要なスナップを設定した後に、スナップをアクティブにします。
  2. いずれかの端を新しい位置へ 移動します。間の線は新しい長さまで伸び、その長さは[長さ](Length)フィールドに表示されます。
    注: [スナップ](Snap)でテープの終点を移動するときに正確な結果が得られるようにするには、[グリッドとスナップ設定](Snap Settings)ダイアログ ボックスの[スナップ](Snap)パネルにある[基点](Pivot)をオンにすると同時に、スナップ先のサブオブジェクトの種類もオンにする必要があります(スナップの設定を参照してください)。これは、終点が実際には基点だからです。

長さを設定するには:

インタフェース

[パラメータ](Parameters)ロールアウト

長さ

テープ オブジェクトの長さを指定します。このオプションを使用可能にするには[長さを指定](Specify Length)チェック ボックスを選択してください。

長さを指定

[長さ](Length)パラメータの設定をアクティブにします。ビューポート内でクリックしてドラッグするやり方でもテープ オブジェクトの長さを指定できます。

[ワールド空間角度](World Space Angles)領域
[対 X 軸](To X Axis)、[対 Y 軸](To Y Axis)、[対 Z 軸](To Z Axis)

ワールド空間内の各軸に相対するテープオブジェクトの角度を表示します。

[対 XY 平面](To XY Plane)、[対 YZ 平面](To YZ Plane)、[対 ZX 平面](To ZX Plane)

これらのホーム平面に相対するテープオブジェクトの角度を表示します。