VUE (.vue)ファイルは、編集可能な ASCII ファイルです。VUE ファイル レンダラーを使用して、VUE ファイルを作成します。
1 つの VUE ファイルに、レンダリングする一連のフレームが含まれます。各フレームは、一連のコマンドによって記述されています。フレーム番号を指定する frame コマンドから始まり、レンダリングするビューを指定するビューポート コマンド(top や camera など)で終わります。これらの 2 つのコマンドの間には、「transform」、「light」、「spotlight」などのコマンドが設定されます。
VUE ファイルのコマンドは次のとおりです。
frame <n>
transform <object name> <transform matrix>
light <light name> <x> <y> <z> <r> <g> <b>
spotlight <light name> <x> <y> <z> <tox> <toy> <toz> <r> <g> <b> <hot angle> <falloff angle> <shadow flag>
top <x> <y> <z> <width>
bottom <x> <y> <z> <width>
left <x> <y> <z> <width>
right <x> <y> <z> <width>
front <x> <y> <z> <width>
back <x> <y> <z> <width>
user <x> <y> <z> <horiz> <vert> <roll> <width>
camera <x> <y> <z> <tox> <toy> <toz> <roll> <focal>
最初に各フレームを指定します。1 つのパラメータ[フレーム番号](frame number)を使用します。
特定のオブジェクトを変換します。
最初のパラメータはオブジェクトの名前です。これは 3ds Max を使用するときに現れる名前ですが、二重引用符で囲まれています。
2 番目のパラメータは変換行列です。12 の実数で構成されます。
T1 T2 T3 T4 T5 T6 T7 T8 T9 T10 T11 T12
VUE ファイルでは、次のような 4 x 4 のマトリクス(M)として、これらの値を処理します。
T1 T2 T3 0
T4 T5 T6 0
T7 T8 T9 0
T10 T11 T12 1
最初の 9 つの値 T1 から T9 は、回転およびスケールの調整を記述します。最後の 3 つの値 T10 から T12 は、ワールド座標での移動を記述します。
VUE ファイル レンダリングは後で乗算 | X Y Z 1| = | X Y Z 1 | * M によってオブジェクトのポイントを変換します。
オムニ ライトの場所と色をコントロールします。
最初のパラメータはライトの名前です。これは 3ds Max を使用するときに現れる名前ですが、二重引用符で囲まれています。
次の 3 つのパラメータ<x>、<y>、<z>はライトの場所です。
次の 3 つのパラメータ<r>、<g>、<b>はライトのカラーです。カラー値は 0.0 と 1.0 の間の範囲で正常化されます。
最後のパラメータ<shadow flag>は、光が影を投影する場合は 1 になります。それ以外は 0 (ゼロ)です。
場所、色と目標スポットライトの他の機能をコントロールします。
最初のパラメータはライトの名前です。これは 3ds Max を使用するときに現れる名前ですが、二重引用符で囲まれています。
次の 3 つのパラメータ<x>、<y>、<z>はライトの場所です。
次の 3 つのパラメータ<tox>、<toy>、<toz>はライトのターゲットの位置です。
次の 3 つのパラメータ<r>、<g>、<b>はライトのカラーです。カラー値は 0.0 と 1.0 の間の範囲で正常化されます。
<hot angle>パラメータは、ライトのホット スポットの角度です。
<falloff angle>パラメータは、沈んで行く角度です。
<shadow flag>パラメータは、光が影を投影する場合に 1 になります。それ以外は 0 (ゼロ)です。
トップ、ボトム、レフト、ライト、フロント、およびバックのうちの特定のビューをレンダリングします。
パラメータ<x>、<y>、<z>は、ビューの中心座標です。
<width>パラメータは、レンダリングするイメージのワールド単位での幅です。
ユーザ ビューをレンダリングします。
パラメータ<x>、<y>、<z>は、ビューの中心座標です。
<horiz> パラメータは、水平角度です。
<vert>パラメータは、垂直角度です。
<roll>パラメータはロール角度のプレースホルダですが、これは未使用の「空」パラメータで、値は常に 0 (ゼロ)です。VUE ファイルで回転を使用するには、ユーザ ビューの代わりにカメラ ビューを使用します。
<width>パラメータは、レンダリングするイメージのワールド単位での幅です。
カメラ ビューをレンダリングします。
パラメータ<x>、<y>、<z>はライトの場所です。
パラメータ<tox>、<toy>、<toz>は、カメラのターゲットの位置です。
<roll>パラメータは、カメラ回転角度です。
<focal>パラメータは、ミリメートル単位の、カメラの焦点距離です。