[レンズ エフェクト](Lens Effects)は、一般的に、カメラに関連する現実世界の効果を作成します。レンズ エフェクトには、[グロー](Glow)、[リング](Ring)、[レイ](Ray)、[自動セカンダリ](Auto Secondary)、[手動セカンダリ](Manual Secondary)、[星](Star)、[光線](Streak)があります。
レンズ エフェクトとして追加されたレンズ フレア
手順
効果を追加するには:
- 目的の効果を[レンズ エフェクトのパラメータ](Lens Effects Parameters)ロールアウトの左側のリストから選択します。
- 矢印(>)ボタンをクリックして、その効果を右側の列に移動します。
適用された効果を削除するには:
- 削除する効果を[レンズ エフェクトのパラメータ](Lens Effects Parameters)ロールアウトの右側のリストから選択します。
- 矢印ボタン(<)をクリックして、リストからその効果を削除します。
インタフェース
[レンズ エフェクトのパラメータ](Lens Effects Parameters)ロールアウト
[レンズ エフェクト](Lens Effects)システムでは、左側のリストから特定の効果を選択し、それを右側のリストに追加すると、レンダリングされたイメージに効果を適用できます。各効果にはパラメータ固有のロールアウトがありますが、すべての効果はパネル 2 つ分のグローバル パラメータを共有します。
[レンズ エフェクト グローバル](Lens Effects Globals)ロールアウト、[パラメータ](Parameters)パネル
- ロード
- [レンズ エフェクト ファイルをロード](Load Lens Effects file)ダイアログ ボックスを表示します。このダイアログ ボックスから LZV ファイルを開くことができます。LZV ファイル形式には、以前の設定の[レンズ エフェクト](Lens Effects)で保存された情報が格納されます。これにより、3ds Max の以前のセッションから保存されていた[レンズ エフェクト](Lens Effects)をロードして、使用することができます。
- 保存
- [レンズ エフェクト ファイルを保存](Save Lens Effects file)ダイアログ ボックスを表示します。このダイアログ ボックスから LZV ファイルを保存できます。LZV ファイル形式には、以前の設定の[レンズ エフェクト](Lens Effects)で保存された情報が格納されます。これにより、数種類の[レンズ エフェクト](Lens Effects)を保存し、複数の 3ds Max シーンでそれらを使用することができます。
注: 効果を LZV ファイルとして保存した場合、その効果のアトリビュートは、効果が保存されるフレームについてのみ保存されます。LZV ファイル形式では、アニメートされたパラメータのアニメーション キーは保存されません。
- サイズ
- 全体的な[レンズ エフェクト](Lens Effect)のサイズに影響します。この値は、レンダリングされたフレームのサイズに対する割合(パーセント)です。
- 強度
- [レンズ エフェクト](Lens Effect)の全体的な輝度および不透明度をコントロールします。値が大きいほど、明るく不透明な効果になり、値が小さいほど、かすんだ透明な効果になります。
- シード
- [レンズ エフェクト](Lens Effects)内の乱数生成機能に別の開始点を指定します。これにより、設定値を変更しなくても、わずかに異なる[レンズ エフェクト](Lens Effects)が作成されます。[シード](Seed)を使用すると、差異がどれほど小さくても、異なる[レンズ エフェクト](Lens Effect)が得られます。たとえば、[レイ](Ray)効果を設定した場合、シード値を調整するとわずかに異なるレイが得られます。
- 角度
- [レンズ エフェクト](Lens Effect)の位置がカメラに連動して変化するにつれて効果が既定値の位置から回転する量に影響します。
- スクイーズ
- 全体的な[レンズ エフェクト](Lens Effect)のサイズを、異なるフレーム アスペクト比を補うように水平方向または垂直方向にスクイーズします。正の値の場合は効果が水平方向にストレッチされ、負の値の場合は垂直方向にストレッチされます。値は、フレアのサイズに対する割合(パーセント)です。範囲は 100 から -100 までです。
[ライト](Lights)領域
[レンズ エフェクト](Lens Effects)を適用するライトを選択できます。
- ライトを選択
- ビューポートで直接、ライトを選択できます。H キーを押して[オブジェクトを選択](Pick Object)ダイアログ ボックスを開き、ライトを選択することもできます。
- 削除
- 選択されたライトを削除します。
- ドロップダウン リスト
- [レンズ エフェクト](Lens Effect)に追加されたライトへすばやくアクセスできます。
[レンズ エフェクト グローバル](Lens Effects Globals)ロールアウト、[シーン](Scene)パネル
- アルファに影響
- イメージが 32 ビット ファイル フォーマットでレンダリングされるときにイメージのアルファ チャネルに[レンズ エフェクト](Lens Effect)が影響するかどうかを指定します。アルファ チャネルとは、イメージ内の透明度を示す特別な 8 ビットのカラー(256 色)です。アルファ チャネルは、1 つのイメージを別のイメージ上にシームレスに重ねて合成するのに使用されます。[レンズ エフェクト](Lens Effect)を合成したり、[レンズ エフェクト](Lens Effect)を含むイメージを別のイメージ上に重ねて合成する場合は、このオプションを有効にする必要があります。32 ビット ファイルをレンダリングしない場合は、このチェック ボックスにチェックマークを付けないでください。
- Z バッファに影響
- オブジェクトとカメラの距離を保存します。Z-バッファは、光学的効果に有効です。このオプションが有効な場合、[レンズ エフェクト](Lens Effect)の直線距離が記録されるため、Z-バッファを利用する特殊効果で使用できます。
- 遠距離の影響
- カメラまたはビューポートからの距離が、効果のサイズ、強度、またはその両方に影響するようにします。
自動セカンダリ、手動セカンダリ、星の各効果は[遠距離の影響](Distance Affects)[サイズ](Size)をサポートせず、自動セカンダリ効果は[遠距離の影響](Distance Affects)[強度](Intensity)もサポートしません。
- 中心から離れた影響
- カメラまたはビューポートから偏心している効果が、その効果のサイズまたは強度、またはその両方に影響するようにします。
- 方向の影響
- カメラまたはビューポートへのスポット ライトの方向が、その効果のサイズまたは強度、あるいはその両方に影響するようにします。
効果のサイズおよび強度は、カメラまたはビューポートの位置にライトを置いたときに最大になります。
[明滅](Occlusion)領域
[明滅](Occlusion)は、[レンズ エフェクト](Lens Effect)とカメラとの間に入ったオブジェクトにより[レンズ エフェクト](Lens Effect)が影響を受ける時点を決定します。2 つの編集ボックスを使用して明滅を決定することにより、シーン オブジェクトが効果の外観にリアルに影響するようになります。外径は、別のシーン オブジェクトが明滅を開始する時点を決定し、内径は、シーン オブジェクトにより効果の明滅が最大になる時点を決定します。
- 内径
- 完全に効果を明滅させるために別のシーン オブジェクトで二分する必要のある、効果の周囲の内径を設定します。
- 外径
- 効果の明滅を始めるために別のシーン オブジェクトで二分する必要のある、効果の周囲の外径を設定します。
- サイズ
- 明滅の際の効果のサイズを小さくします。
- 強度
- 明滅の際の効果の強度を小さくします。
- 環境効果に影響される
- [環境効果](Atmospheric Effects)により[レンズ エフェクト](Lens Effects)が明滅されるようにします。