カスタム ライトパスの式でライトの重複を回避する

独自の LPE を作成し、それらを加算して合成する場合は、どのライト成分も欠損しないことが重要になりますが、重複するライト成分が生じないようにすることも大切です。

重複を確実に回避するためのテクニックがあります。一連の LPE がある場合は、それらの LPE を & オペレータを使用して連結した、新しい LPE を作成します。その結果は黒になる必要があります。このような LPE のうち複数で一部のライトが適切に使用されていない場合は、この連結した LPE でそのライトが明らかになります。たとえば ab、および c という 3 つの LPE がある場合に、次のようにテスト LPE のグループを記述したとします。
(a) & ((b) | (c))
(b) & ((a) | (c))
(c) & ((a) | (b))

これで、共通のライトがあるかどうかがわかります。各テストの結果は黒になります。結果が黒ではない場合、要素を合成しても正しい結果は得られません。

適切な順序で評価されるように、括弧を使用することを忘れないようにします。

同様に、| オペレータを使用して、すべての LPE を結合して反転し、それをすべてのライトと & することで、「残された」ライト成分を見つけることができます。たとえばこの例で、結合後の LPE は次のようになります。
L.*E & ^((a) | (b) | (c))

これは、考えられるすべてのライト パス(L.*E)から、LPE a、 b、または c のいずれにも存在しないライト パスのみを選択します。