Maya のプロファイラを使用してアニメーション パフォーマンスを強化します。

Autodesk Maya のプロファイラ ツールを使用してアニメーション シーンをプロファイリングすると、各プロセスで消費した時間を記録してグラフ化することで、パフォーマンスの低下を特定できます。

注: プロファイラ ツールを使用するには、Autodesk Maya 2016 (以降)を所有している必要があります。

プロファイリングは、特定のプロセスを完了するために時間とリソースがどの程度使用されるかを計算するプロセスです。これは、生産性を低下させる非効率性を検出するのに便利です。

3ds Max ソフトウェアでの記録開始と停止の時点を決めます。記録をテキスト ファイルに保存し、Maya ソフトウェアでロード、表示できます。

次のいずれかの方法で、イベントをグラフ化します。

パフォーマンス プロファイルを作成する

パフォーマンス プロファイルを作成するには:

  1. [MAXScript リスナー](MAXScript Listener)ウィンドウを開きます。
  2. [MAXScript]を選択します。
  3. 出力(白)ペインに SetEnableProfiling(true) と入力します。

    テキストの下に True というワードが青で表示されます。

  4. プロファイルするタスク(アニメーションの再生、ロード/保存、カーブの操作、パラメータの変更など)を実行します。
  5. MAXScript リスナー出力ペインで、SetEnableProfiling(false) と入力します。
    注: 記録を停止しない場合は、バッファが一杯になると自動的に停止します。

    記録が停止し、バッファがクリアされます。

    3dsMaxProfile.txt というファイルがプロファイル情報とともに、一時ディレクトリ、C:¥Users¥<username>¥AppData¥Local¥Tempに作成されます。
    注: AppData フォルダは非表示フォルダの可能性があります。

Maya でパフォーマンス プロファイルを開く

Maya でパフォーマンス プロファイル テキストファイルを開くには:

  1. Maya ソフトウェアを起動します。
  2. [ウィンドウ]メニューから、[一般エディタ](General Editors)、[プロファイラ](Profiler)を選択します。

    プロファイラが開きます。

  3. [ロード](Load)をクリックし、パフォーマンス プロファイル テキスト ファイルにナビゲートして選択します。

共通プロファイラ タスク

次の表では、プロファイラを使用するタスクの概要について説明しています。

目的 手順
各種のグラフ表示(カテゴリ表示CPU表示、およびスレッド表示)を切り替えます。

ビュー モード間を切り替えるには、ホットキー[1]、[2]、[3]を使用します。

これらのオプションは、ビュー(View)メニューからも使用できます。

作図領域内でナビゲートする

垂直方向にズームするには、[Shift]と[Alt]を押しながら右マウス ボタンで上下にドラッグします。

水平方向にズームするには、[Shift]と[Alt]を押しながら右マウス ボタンで左右にドラッグします。

記録バッファのサイズを増やす バッファ サイズ(Buffer size) アトリビュートに大きい値を入力します。
作図領域内の特定のイベントを表示/非表示にする 作図領域で右クリックし、非表示と表示のメニュー項目から選択します。
セグメントを分離または分離解除する

セグメント バーで、分離するセグメントをクリックします。分離を解除して既定のビューに戻すには、セグメント バーで再度サグメントをクリックします。

グラフ内でイベントを検索する 検索ボックスを使用します。