概要 - FBX ファイルを読み込む、書き出す

FBX ファイルを使用すると、AutoCAD と 3ds Max 間で、3D オブジェクト、厚みのある 2D オブジェクト、光源、カメラ、マテリアルを転送できます。

FBX ファイル形式は、オートデスク製品間に高度な相互運用性をもたらす 3D データ転送のオープン フレームワークです。たとえば、Autodesk 3ds Max でファイルを FBX ファイルとして書き出してから、AutoCAD でこのファイルを開き、オブジェクト、光源、カメラ、マテリアルを表示および編集できます。同様に、AutoCAD で図面を FBX ファイルとして書き出してから、そのファイルを 3ds Max で表示および編集できます。

点(点群ではない)、メッシュ、NURBS 曲線と NURBS サーフェス、細分化されたメッシュ、ターゲット カメラ、光源、マテリアルは、3ds Max から書き出されたときの 3ds Max での形式と同じ形式で AutoCAD に読み込まれます。

FBX ファイルを読み込むと、次のようになります。

• 3ds Max で作成されたターゲット カメラは、正確に読み込まれます。
• システム変数 LIGHTINGUNITS によって、光源が標準光源とフォトメトリック光源のどちらとして読み込まれるかがコントロールされます。

FBX ファイルを書き出すと、次のようになります。

• 3D オブジェクト、厚さのある 2D オブジェクト、光源、カメラ、マテリアルは、Z 軸を中心として 90 度回転されます。
• 厚さを増すことによって、2D オブジェクトを書き出すことができます。厚さのある、表示可能でレンダリング可能なオブジェクトは、FBX に書き出すことができます。

2D オブジェクトを FBX ファイルに書き出すためには、厚さを増して 3D オブジェクトに変換します。厚さのある、表示可能でレンダリング可能なオブジェクトまたはジオメトリは、FBX に書き出すことができます。