個人情報交換(PFX)ファイルを作成するには

MakeCert.exe ツールでデジタル証明書を作成した後に、個人情報交換(PFX)ファイルを作成しないと、バイナリ ファイルに署名を行うことはできません。Pvk2Pfx (Pvk2Pfx.exe)ツールを使用して、MakeCert.exe ツールからエクスポートされた秘密鍵(PVK)ファイルと証明書(CER)ファイルの両方を含む 1 つのファイルである PFX ファイルを作成します。CER ファイルの代わりにソフトウェア発行元証明書(SPC)ファイルも使用できます。

Pvk2Pfx (Pvk2Pfx.exe)ツールは、Windows SDK の一部です。Pvk2Pfx.exe ツールの詳細は、Microsoft の Web サイト(http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/hardware/ff550672(v=vs.85).aspx)で学習することができます。

次に、トピック「デジタル証明書を作成するには」の例で作成した PVK ファイルと CER ファイルから Pvk2Pfx.exe ツールを使用して PFX ファイルを作成する例を示します。

"C:\Program Files\Microsoft SDKs\Windows\v7.1\Bin\pvk2pfx.exe" -pvk MyCert.pvk -pi MyPassword -spc MyCert.cer -pfx MyCert.pfx -po MyPassword

PFX ファイルを作成するには、次の操作を行います。

  1. 秘密鍵とデジタル証明書を作成するか、MakeCert.exe ツールを使用して以前に作成した既存の PVK ファイルおよび CER ファイルを使用します。MakeCert.exe ツールの使い方の基本を理解するには、トピック「デジタル証明書を作成するには」を参照してください。
  2. 次のいずれかを実行して、Windows のコマンド プロンプトを表示します。
    • Windows 7: Windows の[スタート]ボタン [すべてのプログラム] [アクセサリ] [コマンド プロンプト]を選択します。
    • Windows 8: Windows の[スタート]画面で、右クリック(または、画面の下端から上にスワイプ)し、[すべてのアプリ]をクリックします。[Windows システム]セクションまでスクロールし、[コマンド プロンプト]をクリックします。
    • Windows 8.1: Windows の[スタート]画面で、画面の左下コーナー近くにある[すべてのアプリ]ボタンをクリックします(または、画面の下端から上にスワイプします)。[Windows システム]セクションまでスクロールし、[コマンド プロンプト]をクリックします。
      ヒント: Windows 8/Windows 8.1: [スタート]画面で、command と入力し、[検索]ペインで[コマンド プロンプト]をクリックします。
    • Windows 10: Windows のスタート ボタン [すべてのアプリ] [Windows システム ツール] [コマンド プロンプト]をクリックします。
  3. Windows の[コマンド プロンプト]ウィンドウで cd %userprofile%¥Documents と入力し、[Enter]を押して[ドキュメント]フォルダを現在の作業フォルダとして設定します。別の作業フォルダを使用している場合は、その場所を指定します。
    注: PFX ファイルの場所に加えて、Pvk2Pfx.exe ツールによって使用される PVK ファイル、CER ファイル、SPC ファイルへの完全パスを指定する場合は、作業フォルダに変更する必要はありません。
  4. Pvk2Pfx.exe の場所と、実行する必要がある引数を入力します。

    PFX ファイルが作成されます。