概要 - 標準部品のコンテンツ ライブラリを設定する(AutoCAD Mechanical)

AutoCAD Mechanical に付属の標準部品コンテンツ ライブラリには 、60 万以上の事前作成の標準部品、および標準フィーチャが含まれていますが、既定ではすべての部品はインストールされていません。

インストール時に選択した製図規格に属しているすべての標準部品ライブラリのみがコンピュータにコピーされます。必要に応じて、後で Windows のコントロール パネルの[プログラムの追加と削除]アプレットから標準部品をインストールすることができます。

[AM:規格]タブ([オプション]ダイアログ ボックス)で選択した製図規格にかかわらず、コンピュータにインストールされているすべての標準部品にアクセスできます。たとえば、現在の製図規格が ISO に設定されていて、計測単位がメートル法である場合でも、AutoCAD Mechanical では DIN 931-2:2008 (六角ねじ)のねじ穴を選択することができます。

コンテンツ ライブラリには多数のパーツが含まれているため、コンテンツ ライブラリから項目を選択するダイアログ ボックスがこれをロードする際にかなりの時間がかかる場合があります。頻繁に使用しない規格に属する標準部品はロード解除し、必要な時にだけロードすることもできます。また、コンテンツ ライブラリの項目の表示位置を変更して、頻繁に使用する規格や部品が選択リストの最初に表示されるようにできます。

既定では、標準部品と標準フィーチャは標準部品画層という名前の特別な Mechanical 画層に表示されます。既定では、これらの画層の名前は「N」という文字で終わります。標準部品画層では、ポインティング デバイスを一度クリックすると、標準部品の表示をオンまたはオフにすることができます。AutoCAD Mechanical を設定して、標準部品画層ではなく、通常の Mechanical 画層で標準部品を作成することもできます。

また、標準部品と標準フィーチャの表示を変更することもできます。これは、作図セッション中のどの時点でも実行できます。

標準部品の設定は、Windows レジストリに保存されます。一度設定すると、選択した製図規格にかかわらず、この設定が有効のまま存続します。これらの設定は図面には存在しないため、テンプレート ファイル(.dwt)を使用してコンピュータ間で移動されません。