コリドーの接線がコーナーで交差した状態で、固定幅のコリドーを作成した場合、コリドーの内側のコーナーと外側のコーナーは自動的に整えられます。固定幅ではないコリドーを作成する場合(サーフェスに法面展開する場合など)や、コリドー基線に曲線が存在する場合は、コリドーから動的な計画線を抽出し、計画線からグレーディングして、コリドーを整える必要があります。
AutoCAD Civil 3D 2017 では、コリドーのクリーンアップ動作は、次の条件で適用されます。
AutoCAD Civil 3D 2017 では、コリドーの接線がコーナーで交差した状態で、固定幅のコリドーを作成した場合、コリドーは次のように整えられます。
内側のコーナーが接するポイントが計算されます。この場所から、[アセンブリに適用する間隔]ダイアログ ボックスで定義した間隔を使用して、基線に沿って半径線が延長されます。
また、コーナーには測点が 1 つ追加されます。
サブアセンブリの幅の値は半径測点で変更されます。幅が計算され、AutoCAD の OFFSET[オフセット]コマンドと同様にコーナーが決定されます。
AutoCAD Civil 3D 2017 のコリドーのクリーンアップ動作は、現在、以下の条件では適用されません。
たとえば、コーナーに曲線が存在する場合、コーナーで互いに交差するセクションを持つコリドーが作成されることがあります。
たとえば、左の図で示すように、計画線をコーナーから開始してコーナーで終了した場合、コーナーのクリーンアップは適用されません。
この問題を回避するには、右の図に示すように、計画線を描画するときに、コーナー以外の場所から開始してコーナー以外の場所で終了することをお勧めします。
コーナーの問題を解決するには、コリドーから動的な計画線を抽出し、グレーディング ツールを使用して、この計画線からグレーディングします。 次の例では、グレーディングをコリドーの右側に追加しています。