Point_CacheSpacewarpModifier - superclass: SpacewarpModifier; super-superclass:MAXWrapper - classID:#(923738083, 61950361)
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3ds Max 9 で、[ポイント キャッシュ](Point Cache)モディファイヤ (ワールド空間) は、従来はフリーのプラグインであった PointCache2 モディファイヤの特定のバージョンに置き換えられました。PointCache のキャッシュ フォーマットも、Autodesk Maya の新しい PointCache との互換性を持たせるために変更されており、2 つのアプリケーション間でより簡単にアニメーションをやりとりできるようになりました。
従来のバージョンの 3ds Max 用のスクリプト開発者向けの 3ds Max 9 以前の[ポイント キャッシュ](Point Cache)モディファイヤ (ワールド空間) に関するドキュメントは、このページの下部から参照できるようになっています。
ファイル カウント ラジオ ボタンの状態を取得/設定します。
キャッシュ レコードの開始時間をフレーム数で取得/設定します。
キャッシュ レコードの終了時間をフレーム数で取得/設定します。
ローカル ワークステーションでポイント キャッシュを使用するときの、ロード タイプ モードを取得/設定します。有効な値は次のとおりです。
0 - ストリーム - キャッシュ ファイルをオープンしたままにすることによってすばやくアクセスできますが、メモリを節約するために、同時に 1 つのファイルしかロードされません。
1 - 各サンプル - キャッシュ ファイルを開き、1 つのフレームを読み取り、すぐにそのファイルをクローズします。.ストリーム ロード タイプほど速くはありませんが、読み取り時にキャッシュ ファイルがオープンされたままロックされることがないので、複数のユーザが同一のキャッシュ ファイルに同時に読み書きを行うような環境に適しています。
2 - 事前ロード - キャッシュ ファイル全体を RAM にロードして非常にすばやいアクセスを実現し、最後にファイルをクローズします。特にネットワーク環境や、1 つのシーン内にある多数のオブジェクトが少数のキャッシュを使用している場合 (このケースでは、このモードをオンにすることで各オブジェクトが再生時にその都度ディスクを読み込むのを防ぐことができます) に使用します。このモードでは、RAM が急速に消費されてしまうため、十分に注意して使用する必要があります (ただし、複数のオブジェクトが 1 つのキャッシュ ファイルを使用する場合、キャッシュは RAM に一度だけロードされます)。詳細は、 pointCacheMan.GetUsedMemory() メソッドを参照してください。
ネットワーク スレーブでポイント キャッシュを使用している場合のロード タイプ モードを取得/設定します。有効な値は次のとおりです。
キャッシュの強度を取得/設定します。既定値は 1.0 です。値が低いほど、キャッシュ ファイルに保存されている頂点位置よりもメッシュへの影響の方が軽くなります。値が高いほど、アニメーションが誇張されます。
<Point_CacheSpacewarpModifier>.relativeOffset BooleanClass default: false -- boolean; Relative_Offset
[相対オフセット](Relative Offset)オプションの状態を取得/設定します。
true の場合、キャッシュの最初のフレームとの 違い によって、現在のオブジェクトが変形されます。キャッシュを記録する場合に、このオプションを true に設定し、キャッシュの下に別のモディファイヤを追加してメッシュを変形すると、記録された変形は新しい変形の上に追加されます。同様に、記録されていた元のモディファイヤがまだ有効である場合は、オブジェクトには二重の変形が適用されます。
false の場合は、キャッシュ ファイル内のポイントの位置は、キャッシュの以下の追加的な変形をすべて上書きし、明示的に現在のオブジェクトのポイント位置を設定します。
<Point_CacheSpacewarpModifier>.applyToWholeObject BooleanClass default: true -- boolean; Apply_To_Whole_Object
0 - [オリジナル範囲](Original Range) - 常に最初に記録された範囲でキャッシュを再生します (このため、アニメーションは 必ず 元と同じになります)。
1 - カスタム開始 - カスタム開始時間からのキャッシュが再生されますが、アニメーションの長さや再生速度は元のアニメーションと同じです。
2 - カスタム範囲 - 現在のキャッシュの再生範囲となる開始フレームおよび終了フレームを設定できます。元の記録範囲よりも短い範囲を使用するとキャッシュの再生速度は速くなり、長い範囲を使用するとキャッシュの再生速度はより遅くなります。
3 - 記録形状を再生 - どのキャッシュフレームを再生するかをいつでもアニメートすることができます。たとえば、キャッシュをフレーム 0 から 100 まで記録する場合、フレーム 0 でこのパラメータを 0 に設定し、フレーム 100 で100 になるようアニメートします。トラックビューに表示されるこのパラメータのファンクション カーブを見ると、キャッシュがどのように再生されているかがわかります。これをアニメートすることにより、キャッシュの速度を少しずつ落としていく、キャッシュをピンポン再生するなど、さまざまな効果を得ることができます。
<Point_CacheSpacewarpModifier>.playbackFrame Float default: 0.0 -- animatable; float; Playback_Frame
[フレーム](Frame)を取得/設定します。記録形状を再生モードの場合は、この値にキーフレームを指定して再生をコントロールすることができます。
[記録形状をクランプ](Clamp Graph)オプションの状態を取得/設定します。再生グラフのフレームが元の記録範囲の外部にある場合は、ロードの対象物をコントロールします。たとえば、再生フレームが 105 に設定されていて、元のキャッシュは 0 から 100 までしか記録されていなかったとします。clampGraph が true に設定されている場合は、ロードされるフレームは 100 です。に設定されている場合は、キャッシュを「循環」してフレーム 5 がロードされます。このように、キャッシュをより簡単にループすることができます。先ほどの例では、2 つのキーを使用した再生グラフを 1 つ作成するだけで済みます。キー 1 はフレーム 0 に設定して値は 0、キー 2 はフレーム 100 に設定して値は 100 にします。そしてこのグラフの範囲外のタイプを「線形補外」に設定するだけで、キャッシュはフレーム 101 で先頭にループバックします。
次のプロパティは UI に公開されておらず、完全にはサポートされていません。
<Point_CacheSpacewarpModifier>.applyMeshToSpline BooleanClass default: false -- boolean; Apply_To_Spline
このオプションは、UI には公開されません。使用しないでください。
キャッシュ パスを UNC パスに強制するかどうかを取得/設定します。このオプションは、UI には公開されません。
このオプションは、UI には公開されません。使用しないでください。
<Point_CacheSpacewarpModifier>.playbackORTafter Integer default: 0 -- integer; Playback_Out_Of_Range_After
<Point_CacheSpacewarpModifier>.playbackORTbefore Integer default: 0 -- integer; Playback_Out_Of_Range_Before
シーンをロードするときにキャッシュを事前にロードするかどうかを取得/設定します。このオプションは、UI には公開されません。
ポイント キャッシュ スペース ワープ の配下にあるすべてのモディファイヤを無効にします。
ポイント キャッシュ スペース ワープの配下にあるすべてのモディファイヤを有効にします。
指定されたポイント キャッシュ スペース ワープのキャッシュ データをディスクに記録します。
指定されたポイント キャッシュ スペース ワープのキャッシュ データをディスクから再ロードします。
Point_CacheSpacewarpModifier - superclass: SpacewarpModifier; super-superclass:MAXWrapper - 7:0 - classID: #(567311073, 1221790701)
キャッシュされたアニメーションが再生を終了するフレーム番号。小数を指定すると、[フレーム : ティック](Frame:Ticks)時間表示を使ったときに、サブフレーム設定で開始されます。既定値は 0.0 です。
ディスクのキャッシュ ファイルに格納されている頂点アニメーションを、ポイント キャッシュ モディファイヤにロードします。キャッシュ ファイルの頂点数がオブジェクトの頂点数と一致しない場合、警告が表示されます。ただし、エラーは発生しません。
[強度](Strength)設定を有効にします。アニメートされる頂点位置を、記録された位置への相対位置にオフセットします。既定値はオフです。
注: [相対オフセットを使用](Use Relative Offsets)とモディファイヤをオンにしてキャッシュ アニメーションを再生すると、キャッシュされる頂点位置は、モディファイヤによって計算された位置への相対位置となります。たとえば、キャッシュ ファイルにベンド アニメーションを記録し、[相対オフセットを使用](Use Relative Offsets)とベンド モディファイヤをオンにし、長さを 1.0 にして再生すると、頂点位置がすべて 2 倍になり、モーションが強調されます。
元のアニメーションに関連付けられたモーションに影響します。[相対オフセットを使用](Use Relative Offsets)がオンの場合のみ有効です。既定値は 1.0 です。範囲は -10.0 ~ 10.0 です。
1.0 を設定すると、アニメーションは記録された状態のまま再生されます。強度に 0 ~ 1 の値を設定すると、アニメーションが相対的に抑制されます。強度を 1 より大きくすると、アニメーションが強調されます。[強度](Strength)に負の値を設定すると、モーションは反転します。
[記録](Record)を呼び出して[ポイントを保存](Save Points)ダイアログ ボックスをアクティブにし、キャッシュ ファイルのパスと名前を指定します。
[OK]をクリックして、ファイルを記録します。次に、ポイント キャッシュ モディファイヤにファイルをロードすると、再生の準備が完了します。
ディスクのキャッシュ ファイルに格納されている頂点アニメーションを、ポイント キャッシュ スペースワープ モディファイヤにロードします。
キャッシュ ファイルの頂点数がオブジェクトの頂点数と一致しない場合、警告が表示されます。ただし、エラーは発生しません。
ポイント キャッシュ スペースワープ モディファイヤ以下のスタック モディファイヤをすべてオンにします。
このオブジェクトについて、ポイント キャッシュ スペースワープ モディファイヤ以下のスタック モディファイヤをすべてオフにします。アニメーションを再生するときに、キャッシュされた頂点アニメーションだけが表示されます。