Return 式

MAXScript のループ構文により、関数本体のブロック式から途中で抜け出し、しかも、残りのブロックを評価することなく結果を返すことができます。

それには、次の return 式を使用します。

return <expr> 	 

関数本体で return 式が評価されると、関数はただちに終了し、 return <expr> で返される値を生成します。

スクリプト:

fn find_root twod_fn =
(
local root, last_root
while true do
(
--...
if abs(root - last_root) < epsilon then return root
--...
)
)
注:関数本体の最後に return 式を置いて式の値を返す必要はありません。関数本体の最後に結果式を置くだけで十分です。

マップされた関数で return <expr> が使用され、コレクションが最初の引数として関数に渡される場合、返される値は <expr> ではなく OK になります。

特殊な場合には、 return <expr> を使用して、スクリプト コントローラのスクリプトを終了できます。

3ds Max 6 以降の場合

本体が単一式である macroScript ('on execute do ...' ハンドラを実装していない旧スタイルの MacroScript)で return() を呼び出して、MacroScript を終了できます。

警告

return 式は非常に低速です。関数が頻繁に呼び出される場合は、この式を使用しないようにしてください。詳細は、「return、break、exit、continue を使用しない」を参照してください。