ポリモーフィズム

数学式におけるのと同様、MAXScript 演算子はポリモーフィックです。これは、1 つの演算子をさまざまな異なるタイプの値に適用でき、各タイプの値に対して適切な演算が実行されることを意味します。

たとえば「 + 」演算子は、2 つの整数の間では整数算術を、2 つの浮動小数点数の間では実数算術を、2 つの行列の間にあれば行列加算を実行します。

MAXScript では、特定の非算術タイプに特定の算術演算子を使用することができます。2 つの文字列は「 + 」演算子を使用して連結できます。

"twas brillig" + " and the slithy tobes"
x.name += sequence_number as string

また、場合によっては異なるタイプのオペランドを混在させることができ、MAXScript によってオペランドが適切に変換されます。たとえば、整数に実数を加算すると、結果は実数になります。3D ポイントに実数をかけると、スカラーとベクトルの積になります。

MAXScript の内部では、使用可能な演算子と演算子によって実行されるアクションは、各値のタイプによって定義されます。使用可能な演算子と演算子のアクションは、値のタイプの説明に記述されています。

関連事項