Biped モーション キャプチャ
Biped のモーション キャプチャ プロパティは、すべてグローバル パラメータであり、Biped ごとに異なることはありません。このため、これらのプロパティは、mocap 構造体内でシステム グローバルとして公開されます。
プロパティ
mocap. fsExtractionMode Integer Default: 0
0 - [なし: フリーフォーム](None: Freeform) - 足跡は抽出されません。
1 - [オン](On) - 足跡を抽出します。
2 - [既存のものにフィット](Fit to existing) - 足跡モーションと飛行、水泳、落下、または回転モーションの両方を含むモーション データに当てはまります。
mocap.fsConversionMode Integer Default: 0
0 - [キー削減なし](No Key Reduction) - キーは削減されません。キー リダクションが既に行われたファイル、または raw モーション キャプチャ
ファイル内のすべてのデータを処理する場合に、この値を設定します。
1 - [キー削減を使用](Use Key Reduction) - キー編集を簡単にするためにキーを削減します。
2 - [バッファ ロードのみ](Load Buffer Only) - データを Biped に適用しません。モーション キャプチャ バッファにのみ、データをロードします。これを使用して、編集したバージョンをオリジナルと比較したり、モーション
キャプチャ バッファからシーン内の Biped に姿勢を貼り付けることができます。
mocap.upVector Integer Default: 2
モーション キャプチャ データで使用される垂直方向の軸を設定します。
0 - X
1 - Y
2 - Z
mocap.scaleFactor Float Default: 1.0 -- range: 0+
保存されたタレント サイズをこの値で乗算します。乗算した値に合わせて Biped のサイズを設定します。
フットステップの抽出
mocap.fsExtractionTol Float Default: 0.07 -- range: 0+
フットステップを抽出する感度を設定します。Biped は、足跡があるかどうか判断するために、[抽出の許容パラメータ](Extraction Tolerance)の値によって設定された距離を超えて足が移動しないかどうかチェックします。値が小さいほど感度が高くなり、抽出される足跡の数が増えます。値は、フットの長さに対するパーセンテージです。
mocap.fsSlidingDist Float Default: 25.0 -- range: 0+
位置許容度に達すると、スライディング フットステップを作成します。この値は、足の長さに対するパーセントです。既定値は 100.0 で、足がそれ自体の長さだけスライドしないと、スライドする足跡は作成されません。
mocap.fsSlidingAngle Float Default: 0.0 -- range: 0-360
回転許容度に達すると、スライディング フットステップを作成します。この値は、度で表されます。この値を高く(360 度に)設定する場合、フットが完全に 1 回転するまで、スライディング
フットステップは作成されません。
mocap.fsUseVerticalTol Boolean Default: False
Z 軸の許容度を有効にします。これにより、指定範囲のグラウンド平面にないフットステップだけが抽出されます。野球のホッピングやピッチングなどのモーションをフィルタリングする場合に、これを使用します。これらのモーションでは、フットがグラウンドに着きますが、その位置はフットステップとは見なされません。
mocap.fsVerticalTol Float Default: 0.5 -- range: 0+
値は、レッグの長さに対するパーセンテージです。
mocap.fsZLevel Float Default: 0.0
Z 値(グラウンド)を設定します。
mocap.fsUseFlatten Boolean Default: False
抽出されたフットステップは、Z=0 の位置に移動されます。これは、抽出したフットステップの高さのばらつきを調整する場合に使用します。
フレームのロード
mocap.startFrame Integer Default: 0
このフレームで読み込みを開始します。既定値はフレーム 0 (最初のフレーム)です。
mocap.endFrame Integer Default:0
このフレームで読み込みを停止します。既定値は、クリップの最後のフレームです。
mocap.loop Boolean Default: False
ここに設定された値でデータをループさせます。
この値は相対値です。前のループが終了した位置で、次のループが開始されます。オリジナルのクリップがループするように設計されていない限り、クリップはブレンドされず、編集が必要になります。
ループするよう設計されたクリップにこれを使用します。
注:
このオプションは、[足跡の抽出](Footstep Extraction)をオフにして使用すると効果的です。
mocap.loopFrameCount IntegerDefault: 0 -- range: 0+
キー リダクションの設定
許容度: トラックの角度偏差または位置偏差の最大値を設定します。
回転トラックの場合、値の単位は度になります。位置トラックの場合、値は変換単位になります。
最小値キー スペース: キーとキーの間の最小フレーム数を設定します。
キー削減は、まず許容範囲が計算され、さらにキーの最小空間が計算されます。
たとえば、Head (頭)トラックの[キーの最小スペース](Minimum Key Spacing)の値が 10 のときは、このトラックでは 2 つのキーの間隔が
10 フレームより小さくなることはありません。
すべてを設定: すべてのトラックにこれらのフィールドで設定した値が適用されます。
ここでさらに高い値を指定すると、元のモーションを維持しつつ、どこまでキー リダクションが可能かを判定できます。
フィルタ: モーション キャプチャ データのトラック内へのフィルタ処理を行わない場合、これをクリアします。クリアすると、このトラックに対するキー リダクションは行われません。
mocap.allTol Float Default: 0.0 -- range: 0+
mocap.allSpacing Integer Default: 3 -- range: 0+
mocap.allFilter Boolean Default: False
mocap.horzTol Float Default: 1.0 -- range: 0+
mocap.horzSpacing Integer Default: 3 -- range: 0+
mocap.horzFilter Boolean Default: True
mocap.rotTol Float Default: 1.0 -- range: 0+
mocap.rotSpacing Integer Default: 3 -- range: 0+
mocap.rotFilter Boolean Default: True
mocap.vertTol Float Default: 1.0 -- range: 0+
mocap.vertSpacing Integer Default: 4 -- range: 0+
mocap.vertFilter Boolean Default: True
mocap.pelvisTol Float Default: 6.0 -- range: 0+
mocap.pelvisSpacing Integer Default: 3 -- range: 0+
mocap.pelvisFilter Boolean Default: True
mocap.spineTol Float Default: 6.0 -- range: 0+
mocap.spineSpacing Integer Default: 3 -- range: 0+
mocap.spineFilter Boolean Default: True
mocap.neckTol Float Default: 6.0 -- range: 0+
mocap.neckSpacing Integer Default: 3 -- range: 0+
mocap.neckFilter Boolean Default: True
mocap.leftArmTol Float Default: 6.0 -- range: 0+
mocap.leftArmSpacing Integer Default: 3 -- range: 0+
mocap.leftArmFilter Boolean Default: True
mocap.rightArmTol Float Default: 6.0 -- range: 0+
mocap.rightArmSpacing Integer Default: 3 -- range: 0+
mocap.rightArmFilter Boolean Default: True
mocap.leftLegTol Float Default: 6.0 -- range: 0+
mocap.leftLegSpacing Integer Default: 3 -- range: 0+
mocap.leftLegFilter Boolean Default: True
mocap.rightLegTol Float Default: 6.0 -- range: 0+
mocap.rightLegSpacing Integer Default: 3 -- range: 0+
mocap.rightLegFilter Boolean Default: True
mocap.tailTol Float Default: 6.0 -- range: 0+
mocap.tailSpacing Integer Default: 3 -- range: 0+
mocap.tailFilter Boolean Default: True
リムの方向
Angle: ひざまたはひじの位置を移動して、Biped の関節キーを作成します。
Point: 肩 - ひじ - 手首、または腰 - ひざ-足首を回転させて、Biped の関節キーを作成します。
自動: モーション キャプチャ データから正確なハンドおよびフット位置を読み取ります。その後、ひざおよびひじが、character studio により自然な位置に配置されます。ランニングおよびウォーキング関係のマーカー
ファイルの場合、このオプションにより、使用されたマーカーの数(および配置される位置)に関係なく、データをほとんど即座に消去できます。
mocap.kneeOrient Integer Default: 1
0 - angle
1 - point
2 - 自動
Biped のひざの関節は、腰 - ひざ - 足首を結ぶ三角形に垂直になります。この規則に従わないモーション キャプチャ データのエラーは、角度またはポイント メソッドを使って解決します。
mocap.elbowOrient Integer Default: 1
0 - angle
1 - point
2 - 自動
Biped のひじの関節は、肩-ひじ-手首を結ぶ三角形に垂直になります。この規則に従わないモーション キャプチャ データのエラーは、角度またはポイント メソッドを使って解決します。
mocap.footOrient Integer Default: 0
0 - angle
1 - 自動
Biped のフットの各関節は、腰-ひざ-足首を結ぶ三角形に垂直になります。この規則に従わないモーション キャプチャ データのエラーは、角度またはポイント メソッドを使って解決します。
mocap.handOrient Integer Default: 0
0 - angle
1 - 自動
Biped のハンドの関節は、肩-ひじ-手首を結ぶ三角形に垂直になります。この規則に従わないモーション キャプチャ データのエラーは、角度またはポイント メソッドを使って解決します。
特性の定義
mocap.talentFigStrucFile String Default: ""--figure structure file (.fig)
オリジナル フィギュア モード時に Biped のスケールに加えられた変更を含む .fig ファイル。
mocap.useTalentFigStrucFile Boolean Default: False
mocap.talentFigStrucFile で定義された文字列のファイルを使用する場合は、useTalentFigStrucFile をオンにします。
mocap.talentPoseAdjFile String Default: "" -- pose adjustment file (.cal)
オリジナル ポーズを調整モード時に Biped に加えられた変更を含む .cal ファイル。
mocap.useTalentPoseAdjFile Boolean Default: False
mocap. talentPoseAdjFile で定義された文字列のファイルを使用する場合は、useTalentPoseAdjFile をオンにします。
マーカー名ファイル
mocap.markerNameFile String Default: "" -- csm marker name file (.mnm)
モーション キャプチャ ファイル(.bvh または .csm)に格納されるマーカー名を、character studio のマーカー命名規則にマップする、マーカー名ファイル。
mocap.useMarkerNameFile Boolean Default: False
true に設定する場合は、mocap.markerNameFile で定義されたファイルを使用します。
mocap.jointNameFile String Default: "" --bvh marker name file (.mnm)
モーション キャプチャ ファイル(.bvh または .csm)に格納されるマーカー名を、character studio のマーカー命名規則にマップする、マーカー名ファイル。
mocap.useJointNameFile Boolean Default: False
true に設定する場合は、mocap.markerNameFile で定義されたファイルを使用します。
マーカー表示オプション
マーカーおよびマーカー名は、Biped の周囲に表示されます。不一致(ひじマーカーに対して Biped のひじ位置が異なる場合など)は検出、調整されます。
mocap.dispKnownMarkers Boolean Default: False
mocap.dispKnownMarkersType Boolean Default: False
true - すべてのプロパティに対して
false - 選択されたプロパティに対して
mocap.dispPropMarkers Boolean Default: False
mocap.dispUnKnownMarkers Boolean Default: False
保存メソッドのロード
mocap.loadParameters <file_name> mocap.saveParameters <file_name>
モーション キャプチャ パラメータ ファイル(.MOC)をロードおよび保存します。