3ds Max 2008 では、プリレンダリング スクリプトの評価について次のような変更がありました。
[シーンをレンダリング](Render Scene)ダイアログ ボックスで指定するプリレンダリング スクリプトは、「レンダリング開始」のタイムフレームよりも前に実行されるようになりました。つまり、プリレンダリング スクリプトを使用してシーン内のオブジェクトを作成または修正することができ、その後任意のレンダリング設定を変更できるようになりました。
プリレンダリング スクリプトは、すべてのプリレンダリング エラーまたはプレレンダリング警告メッセージ(レンダリングのキャンセルなどを含む)よりも前に実行されるようになりました。
これまでは、プリレンダリング スクリプトおよびポストレンダリング スクリプトはどちらも、レンダリングがエラーによってキャンセルされた場合には実行されませんでした。現在はエラーが発生しても、有効になっていれば実行されるように変更されました。ポストレンダリング スクリプトは、レンダリングが完了したときまたはキャンセルされた後に実行されます。
レンダリング要素の出力ファイル名が、「レンダリング開始」のタイムフレームにおいてシステムによって変更される場合があります。これは、プリレンダリング スクリプトが早くに実行されすぎて、すべてのレンダリング要素の正しいファイル名にアクセスできない、といことを意味します。
プリレンダリング スクリプトはイメージ シーケンス ファイル(.imsq または .ifl)が作成される前に実行されます。これは、シーケンス ファイルを作成するためにはレンダリング要素のファイル名が必要なためです。前に述べたとおり、ファイル名はプリレンダリング スクリプトが実行された後にしか取得することができません