リスナー コマンド

メニュー バー コマンドおよびキーボード ショートカット

次のメニュー バー コマンドとキーボード ショートカットは、リスナーで使用できます。リストされている編集コマンドもリスナーの右クリック メニューで使用できます。マクロ レコーダのメニュー バー コマンドについては、「マクロ レコーダ」を参照してください。

[ファイル](File) > [名前を付けて保存](Save As)、[Ctrl]+[S]

アクティブなリスナー ペインの現在の内容を格納するファイル名を選択する、一般的な[ファイルの保存](File Save)ダイアログ ボックスを開きます。アクティブなペイン内のすべてのテキストが指定されたファイルに保存されます。

[ファイル](File) > [新規スクリプト](New Script)、[Ctrl]+[N]

新規スクリプトの作成に使用する新しい[MAXScript エディタ](MAXScript Editor)ウィンドウを開きます。

[ファイル](File) > [スクリプトを開く](Open Script)、[Ctrl]+[O]

既存のスクリプト ファイルを選ぶ一般的な[ファイルを開く](File Open)ダイアログ ボックスを開きます。新しい[MAXScript エディタ](MAXScript Editor)ウィンドウに選択したスクリプト ファイルの内容が表示されます。

[ファイル](File) > [スクリプトを実行](Run Script)、[Ctrl]+[R]

既存のスクリプト ファイルを選ぶ一般的な[ファイルを開く](File Open)ダイアログ ボックスを開きます。選択したスクリプト ファイルの内容が実行されます。

[編集](Edit) > [やり直し](Undo)、[Ctrl] + [Z]

リスナーの内容に対する最後の変更が編集だった場合、その編集を元に戻します。元に戻せるのは、直前の変更のみです。最後の変更がコマンドの評価だった場合、このコマンドによってリスナーに出力されたすべてのテキストが削除されます。これは、大量の出力を削除する場合に便利です。Ctrl+Zをもう一度押すと、削除したテキストが選択した状態で復元されます。この機能を使用すると、コマンドの出力を簡単にカットしたりコピーしたりできます。

[編集](Edit) > [切り取り](Cut)、[Ctrl] + [X]

選択したテキストを切り取り/貼り付けバッファにコピーします。

[編集](Edit) > [コピー](Copy)、[Ctrl] + [C]

切り取り/貼り付けバッファ内のテキストをカーソル位置に配置します。

[編集](Edit) > [貼り付け](Paste)、[Ctrl] + [V]

切り取り/貼り付けバッファ内のテキストをカーソル位置に配置します。テキストが選択されている状態でこのコマンドを実行すると、選択したテキストが切り取り/貼り付けバッファの内容に置き換えられます。

[編集](Edit) > [削除](Delete)、[Del]

選択したテキストを削除します。

[編集](Edit) > [すべてクリア](Clear All)

アクティブなリスナー ペイン内のすべてのテキストを削除します。

[編集](Edit) > [すべてを選択](Select All)、[Ctrl]+[A]

アクティブなリスナー ペイン内のすべてのテキストを選択します。

[検索](Search) > [検索](Find)、[Ctrl]+[F]

[検索](Find)ダイアログ ボックスを表示します。アクティブなリスナー ペイン内で検索文字列の検索を実行します。検索は、独立した単語のみや、検索文字列と同じ大文字と小文字の正確な組み合わせのみに制限することもできます。一致するテキストが見つかると、そのテキストが選択されます。

[検索](Search) > [次を検索](Find Next)、[Ctrl]+[G]

アクティブなリスナー ペインで次に現れる検索文字列を検索して選択することにより、最後の[検索](Search) > [検索](Find)を繰り返します。

[検索](Search) > [置換](Replace)、[Ctrl] + [H]

[置換](Replace)ダイアログ ボックスを表示します。アクティブなリスナー ペイン内で検索文字列を検索し、一致するテキストを置換文字列に置き換えます。検索は、独立した単語にのみ一致させたり、検索文字列と同じ大文字と小文字の組み合わせにのみ一致するよう制限することもできます。

[ヘルプ](Help) > [ヘルプ](Help)

MAXScript のオンライン リファレンスを表示します。

[ヘルプ](Help) > [MAXScript 情報](About MAXScript)

[MAXScript 情報](About MAXScript)ダイアログ ボックスを表示します。

[Ctrl]+[B]

現在のブラケット内のテキストを選択します。ブラケット バランサを使用すると、長いコードでのブラケットの対応を確認することができます。バランサは、()、[]、および {} のいずれかを調査します。バランサを使用するには、スクリプト テキストのどこかにカーソルを置き、[Ctrl]+[B]を押します。カーソルをブラケットの横に置くと、ブラケットで囲まれたコードとそのコードに対応するブラケットが選択され強調表示されます。カーソルがブラケットの次にない場合、カーソルを含む最も近いブラケットで囲まれたコードが選択されます。Ctrl+Bをもう一度押すと、次の外側のブラケットで囲まれたフラグメントが選択されます。Ctrl+Bを押し続けると、ブラケットのネスト内を移動することができます。その中に対応しないブラケットがあると、バランサは警告音を発し、テキストを選択しません。

テキスト終端コマンド

MAXScript リスナーの最も簡単な使い方は、既存のテキスト終端にコマンドを入力し、 Enter を押します。これを「テキスト終端コンパイル」といいます。各コマンドが実行されて出力ペインに結果が出力されたら、別のコマンドを入力して Enter を押すなどの操作ができます。リスナーのテキスト終端に新しいコマンドを入力した場合、 Enter を押すと最後の行が実行されて新しい行が挿入されます。

テキスト中間コマンドの編集と実行

リスナーで既存のテキストの作業または編集を行う場合、次のように新しい行の挿入と現在行の実行を区別することができます。

  • [Enter]を押して、新しい行を現在のカーソル位置に挿入します。

  • テンキーの Enter を押して、カーソルを含む行を実行します。既存の行を再実行する場合、出力ペインがアクティブなときには、その出力とすべてのエラー メッセージが現在行の後に挿入されます。またマクロ レコーダ ペインがアクティブなときには、出力ペインの現在の編集カーソル位置に挿入されます。

キーボードにテンキーがない場合は、テンキーの Enter の代わりにShift+Enterを押します。

コマンドの選択と実行

複数のテキスト行を選択してShift+Enterを押すと、選択したすべての行を実行することができます。選択された各コマンドは選択範囲の順に実行され、選択範囲全体の後に出力が挿入されます。MAXScript 式が有効であれば、行内のテキストの一部を選択してShift+Enterを押し、値を求めることもできます。たとえば、ある行の中にある長い方程式の一部だけを選択し実行して値を表示させることができます。出力ペインがアクティブな場合は、現在行の後に出力が挿入されます。またマクロ レコーダ ペインがアクティブな場合は、出力ペインの現在の編集カーソル位置に挿入されます。

コード ブロックの実行

MAXScript コマンドには、単一のコマンド、複数のコマンド、または ブロック式があります。ブロック式または複数のコマンド ラインを[MAXScript リスナー](MAXScript Listener)ウィンドウの既存のテキスト内に入力する場合、 Enter を押して各行を挿入します。コマンドまたはブロックのすべての行をドラッグして選択し、Shift+Enterを押して行を実行します。

[MAXScript リスナー](MAXScript Listener)ウィンドウのテキスト終端に複数のコマンドラインやブロック式を入力した場合、それぞれの行は Enter を押したときにコンパイルされます。複数のコマンド ラインは、コマンドの終端が入力されると実行されます。ブロック式の場合は、ブロックが閉じられると実行されます。既にコンパイルされた複数のコマンド ラインまたはブロック式内で、エラーのあった前の行を編集することはできませんが、 Enter を押す前であれば現在行にあるテキストを編集できます。必要に応じて、 Esc を押してテキスト終端コンパイルを中止し、やり直すことができます。

マクロ スクリプトとしてのコード ブロックのインストール

1 つ以上のテキスト行を選択して 3ds Max のツールバーにドラッグすると、選択した行を含むマクロ スクリプトを作成できます。詳細は、マクロ スクリプトの定義を参照してください。

関連事項