3ds Max 2008 で導入された、タブ付き MAXScript エディタの MAXScript 固有の言語設定は、3ds Max ルート フォルダにある MAXScript.properties ファイルを編集することによってカスタマイズできます。これによって、MAXScript 言語には含まれないユーザ定義のキーワードを含めることができます。
これは、たとえばプロジェクト固有の変数名などをハイライト表示する際に使用できます。
MAXScript ファイルのソース コードにおいてカラー化されて表示されるカスタム キーワードを定義するには、次の手順を実行します。
keywords12 とコメントが付けられたセクションが検索され、カラー化されているユーザー定義の単語が特定されます。このリストのキーワードが最初にチェックされます。
ユーザ定義のキーワードの既定値カラ―は赤で、スタイルは太字のイタリック体となっています。
MAXScript.properties ファイルの keywords12 の定義へのコメントで説明したように、キーワードは常にユーザ定義のリストにおいてチェックされた後に、言語固有の定義がチェックされます(MAXScript の場合は自動的に書き出されます)。
上記の例で、キーワード「and」と「for」は言語の一部としてカラ―化されています(論理演算の AND と FOR ループ)。これらをカスタム キーワード リストに含める場合、次のように濃い青色ではなく明るい青色でカラー化され、言語固有の設定が上書きされます。
ユーザ アカウント制御(UAC)が有効になっている Vista や Windows 7 のような新しいオペレーティング システムでは、MAXScript.properties ファイルの初期値を変更することはできません。これは、このファイルが 3ds Max のルートにあるためです。このため、エディタの[ツール](Tools)メニューからも利用可能な[ユーザ オプション ファイル](User Options File)を使用してカスタム設定を行うことをお勧めします。
keywords12 のカスタム キーワード定義とカラー定義をこのファイルにコピーして、Ctrl+S を押してファイルを保存します。