インタフェース: IViewportShadingMgr

IViewportShadingMgr コア インタフェースは、MAXScript に高度なハードウェア ビューポート シェーディング(ピクセルごとの照明と影付け)のプロパティを公開しています。

このインタフェースは、3ds Max 2008 以降で使用可能です。

3ds Max 2010 では、異なるインタフェース セットを使用して、ビューポート シェーディングに関連したその他のプロパティが公開されています(説明は別のトピックを参照)。

   

Interface: IViewportShadingMgr 

プロパティ:

IViewportShadingMgr.	 ShadingLimits : enum : Read|Write   

ShadingLimits enums: { #None | #Good | #Best } 

ビューポートのシェーディング制限を取得/設定します。

このメソッドは、プロパティ.ActivateViewportShading および .ShadingQuality と同じです(ViewportBasicSettings インタフェースによって公開され、3ds Max 2010 以降で使用可能 )。

   

IViewportShadingMgr.AutoDisplaySelLights : bool : Read|Write 

[ビューポート設定](Viewport Configuration)ダイアログ ボックスの[ライトとシャドウ](Lighting and Shadows)タブにある[選択したライトを自動表示](Auto Display Selected Lights)チェックボックスの状態を取得/設定します。true に設定すると、現在選択されているライトの照射および影付けが有効になり、選択されていないライトはオフになります。false に設定すると、すべてのライトがオンになります。

   

IViewportShadingMgr.DefaultLightCastShadows : bool : Read|Write 

[ビューポート設定](Viewport Configuration)ダイアログ ボックスの[ライトとシャドウ](Lighting and Shadows)タブにある [既定値のライトを影付け](Cast Shadows for Default Light)チェックボックスの状態を取得/設定します。true に設定すると、既定値のライトが影付けを行うようになります。false に設定すると、既定値のライトは影付けを行いません。

   

IViewportShadingMgr.GlobalShadowIntensity : float : Read|Write 

[ビューポート設定](Viewport Configuration)ダイアログ ボックスの[ライトとシャドウ](Lighting and Shadows)タブにある[シャドウ強度を無視](Global Shadow Intensity)スピナーの値を取得/設定します。ビューポート シャドウの強度をコントロールします。0.5 に設定した場合、シャドウは 50% の密度になります。

   

IViewportShadingMgr.UseTransparencyInShadows : bool : Read|Write 

ビューポート シャドウが透明度を考慮するかどうかを取得/設定します。

   

IViewportShadingMgr.UpdateShadowsInActiveViewportOnly : bool : Read|Write 

ビューポート シャドウをアクティブ ビューポートでのみ更新する(true)か、すべてのビューポートで更新するか(false、既定値)を取得/設定します。

   

IViewportShadingMgr.MaxActiveLight : integer : Read|Write 

ビューポートに表示するライトの最大数を取得/設定します。既定値は 64 です。

3ds Max 2009 以降 で使用可能です。

   

IViewportShadingMgr.UseGITransparency : bool : Read|Write 

アンビエント オクルージョン モードが透明度を考慮するかどうかを取得/設定します。

3ds Max 2010 以降 で使用可能です。

   

IViewportShadingMgr.ShadowFilterSize : float : Read|Write 

ソフト シャドウのフィルタ サイズを取得/設定します。0.0 ~ 1.0 の範囲である必要があります。

3ds Max 2010 以降 で使用可能です。

   

メソッド:

<void>IViewportShadingMgr.SelectShadowCastingLights() 

このメソッドを呼び出すと、ビューポートで、現在、照射するよう設定されているすべてのライトが選択されます。

ライト ノードのンタフェース : INodeShadingProperties . ViewporShadowCasting プロパティの値だけが考慮され、基本オブジェクトの影付けのプロパティは考慮されません。

   

<void>IViewportShadingMgr.SelectIlluminatingLights() 

このメソッドを呼び出すと、ビューポートで、現在、照射するよう設定されているすべてのライトが選択されます。

ライト ノードのンタフェース : INodeShadingProperties . ViewportIllumiation プロパティの値だけが考慮され、基本オブジェクトの .on プロパティは考慮されません。

   

<void>IViewportShadingMgr.DisplayOnlySelectedLights() 

このメソッドを呼び出すと、選択されていないすべてのライトのビューポート照明が無効になり、選択されているライトだけがビューポートを照射します。

ライトが選択されていない場合、すべてのライトで照明が無効になります。

このメソッドは、ライト ノーのインタフェース : INodeShadingProperties . ViewporIllumination プロパティを適切に操作し、ノードの選択されている状態に基づいてビューポート照明をオンまたはオフにします。これはノードの . ViewportShadowCasting プロパティには影響しません。

   

<void>IViewportShadingMgr.LockSelectedLights <bool>locked 

現在、選択されているライトをロック/ロック解除します。

.AutoDisplaySelLights プロパティが true に設定されている場合、選択されていないライトはシーンを照射しません。

このメソッドを引数に true を指定して使用すると、現在の選択されているライトをロックし、選択解除された後もシーンを照射した状態にすることができます。引数に false を指定して使用すると、選択したライトを再びロック解除することができます。

   

<void>IViewportShadingMgr.GetViewportShadingLights <&node array>nodeList <enum>lightProperty 

nodeList is In and Out parameter 
lightProperty enums: {#ShadowCasting|#Illuminating|#Locked} 

ビューポート シェーディング ライトを参照配列 nodeList に返します。

lightProperty 列挙子は、影付け、照明、またはロックされたライトのどれを収集するかを指定します。

   

<void>IViewportShadingMgr.CastShadowsSelectedOnly <bool>Enabled 

引数が true の場合、システムは選択されているライトからのみ影を生成するよう切り替えられます。引数が false の場合、すべてのライトが影を生成できるようになります。

   

<bool>IViewportShadingMgr.IsLightNodeSupported <node>LightNode 

指定されたライトがビューポート シェーディング システムによってサポートされている場合は true を返します。

   

<bool>IViewportShadingMgr.IsShadingLimitValid <enum>ShadingLimits 

ShadingLimits enums: {#None|#Good|#Best} 

指定されたシェーディング モードが現在のハードウェアで有効である場合は、true を返します。

   

<void>IViewportShadingMgr.ReviewGPUDiagnostics() 

GPU 診断レポートを MAXScript リスナーに出力します。

IViewportShadingMgr.ReviewGPUDiagnostics()
--> //////////////////////////////////////////////////////
--> ////////// Review GPU Feature Support ////////////
--> //////////////////////////////////////////////////////
--> Graphics Vendor Information: Direct3D 9.0 (NVIDIA Quadro FX 4000)
--> GPU Shader Model Support: SM3.0
--> Maximum pixel shader instruction count: 4096
--> Viewport Shading Quality: Best
--> Real-time Sun and Sky: Supported
--> Real-time Architectural Material: Supported
--> //////////////////////////////////////////////////////
--> OK

   

<void>IViewportShadingMgr.SetViewportShadingLimits <enum>ShadingLimits Quiet:<bool> 

ShadingLimits enums: {#None|#Good|#Best} 
Quiet default value: true 

ビューポート シェーディングの制限を指定されたモードに設定します。quiet: オプション キーワード引数を true として指定した場合、指定されたノードが現在のシステムでサポートされていない場合でもエラーは報告されません。

   

関連事項