MAXScript の学習に役立つもう 1 つのツールは、マクロ レコーダです。
MAXScript でタスクを実行する方法を学習したい場合は、マクロ レコーダを使って学習を開始できます。
マクロ レコーダは、ユーザが実行した多くのアクションをキャプチャし、それらのアクションに対応する MAXScript コマンドを生成します。
マクロ レコーダの出力は[MAXScript リスナー](MAXScript Listener)ウィンドウの最上部のペインに表示されます。このペインは、ピンクのバックグラウンド カラーで表示されます。
マクロ レコーダには複数のフィルタ オプションがあり、記録するユーザ アクションの種類が何か、生成されるスクリプト コマンドに含めるオブジェクト参照が明示的なものか選択に関連したものかどうか、生成される MAXScript コマンドに含める変換や座標が明示的か相対的かなどをコントロールできます。これらのオプションは、[リスナー](Listener)ウィンドウの[マクロ レコーダ](Macro Recorder)メニューを使用して設定できます。
多くのユーザ アクションは、マクロ レコーダ出力を生成しますが、すべてのアクションが生成するわけではありません。通常、メニュー バー、ツールバー、ステータス バー、[作成](Create)パネル、[修正](Modify)パネルのほとんどのボタンは、マクロ レコーダ出力を生成します。ボタンで 2 番目のダイアログ ボックスを呼び出した場合、2 番目のダイアログ ボックスで設定を変更したりアクションを実行したりしても、通常マクロ レコーダ出力は生成されません。MAXScript でオブジェクトまたはモディファイヤを作成できる場合、[作成](Create)および[修正](Modify)パネルではマクロ レコーダ出力が生成されます。
マクロ レコーダでは、UI でタスクを実行しながら、同じタスクが MAXScript でどのように実行されるかを確認できるため、MAXScript の学習に役立ちます。
マクロ レコーダの詳細は、「マクロ レコーダ」を参照してください。