3ds Max 2008 で導入された タブ付きの MAXScript エディタ の [編集](Edit)メニューには、変更の取り消し/やり直し、テキストのコピー、削除、選択を行うコマンド、ブラケットの一致、単語の推定入力、コメント化、大文字小文字変換などのツールがあります。
[元に戻す](Undo) ([Ctrl]+[Z]) - 現在のウィンドウに最後に加えた変更を元に戻します。各エディタ ウィンドウは個別のアンドゥ バッファを持ちます。元に戻す操作の既定値の数は 500 です。
[切り取り](Cut) ([Ctrl]+[X]) - 現在選択されているテキストを切り取ります。このテキストはエディタから削除され、Windows クリップボードに入れられます。
[コピー](Copy) ([Ctrl]+[C]) - 現在選択されているテキストをコピーします。このテキストはエディタに残されたまま、Windows クリップボードにコピーされます。
[RTF 形式でコピー](Copy as RTF) - 現在選択されているテキストを、リッチテキスト形式を使用して Windows クリップボードにコピーします。構文のカラーやフォントは保持されます。
[貼り付け](Paste) ([Ctrl]+[V]) - 現在のカーソル位置に Windows クリップボードの内容を挿入します。
[すべて選択](Select All) ([Ctrl]+[A]) - 現在のエディタ ウィンドウのすべてのテキストを選択します。
[複製](Duplicate) ([Ctrl]+[Shift]+[D]) - 現在の選択範囲を複製し、そのコピーを選択範囲の後ろに配置します。
[すべて削除](Delete All) ([Ctrl]+[Alt]+[D]) - 現在のエディタ ウィンドウからすべてのテキストを削除します。
[大括弧を一致させる](Match Brace) ([Ctrl]+[B]) - 対応する 2 番目の括弧、ブラケット 、大括弧にジャンプします。
[選択文字列を大括弧で囲む](Select to Brace) ([Ctrl]+[Shift]+[B]) - 現在の括弧、ブラケット 、または大括弧の開き記号または閉じ記号から、対となる 2 つ目の 記号までのテキストを選択します。
[単語を推定入力](Complete Word) ([Ctrl]+[Enter]) - 候補となる単語を表示するポップアップ ウィンドウにより、自動補完の候補を提示します。
この機能は、現在編集中のファイルを基にして候補を表示します。つまり、コード内であるキーワードを使用すると、次からそのキーワードは推定入力を使用して、より迅速に入力できるようになります。内部的な MAXScript キーワードのリストを使用しているわけではありません。
単語は部分的に入力する必要があります。たとえば、「format」と「for」を入力した場合、次に「fo」と入力すると、「for」と「format」の両方が候補として表示されます。「for」まで入力すると、「for」はすでに完成されているため、「format」だけが候補として表示されます。同様に、ドキュメントに「for」だけが入力されている場合、次に「for」と入力しても、単語として完成されているため、候補の単語は表示されません。ドキュメント内に「for」がなく「format」だけがある場合、「for」と入力した後に候補を表示すると、「format」が候補の単語として表示されます。
[省略表現を展開](Expand Abbreviation) ([Ctrl]+[Shift]+[A]) - 事前定義されている省略表現を展開します。省略表現は MXS_Editor_Abbrev.properties ファイルに定義します。このファイルには[ツール](Tools) > [省略表現ファイルを開く](Open Abbreviations File)エディタ メニュー オプションから簡単にアクセスできます。詳細については、MAXScript エディタ - 省略表現の定義と使用を参照してください。
[省略表現を挿入](Insert Abbreviation) ([Ctrl]+[Shift]+[R])- すべての省略表現を一覧表示したリスト ボックスを持つダイアログ ボックスを使用して、事前定義された省略表現を挿入します。このリスト ボックスでは省略表現を入力することもできます。
[ブロックをコメントまたはコメント解除](Block Comment or Uncomment) ([Ctrl]+[Q]) - コメント記号を、選択されているすべての行の先頭に追加または削除します。
[コメントをボックス](Box Comment) ([Ctrl]+[Shift]+[C]) - /* */ コメント記号を現在選択されているテキストの先頭と末尾に追加し、すべての行の先頭に * を追加します。[ブロックをコメントまたはコメント解除](Block Comment or Uncomment)とは異なり、同じコマンドでこれを削除することはできません。操作を元に戻すか、コメント記号を手動で削除する必要があります。たとえば、以下のような、スクリプトヘッダのコメントボックスを作成するのに使用できます。
[コメントをストリーム](Stream Comment) ([Ctrl]+[Shift]+[Q]) - /* */ コメント記号を現在選択されているテキストの先頭と末尾に追加します。[ブロックをコメントまたはコメント解除](Block Comment or Uncomment)とは異なり、同じコマンドでこれを削除することはできません。操作を元に戻すか、コメント記号を手動で削除する必要があります。
[選択している文字列を大文字に変換](Make Selection Uppercase) ([Ctrl]+[Shift]+[U]) - 選択されているテキストを大文字に変換します。たとえば、「This is a MAXScript example」は、「THIS IS A MAXSCRIPT EXAMPLE」に変換されます。
[選択している文字列を小文字に変換](Make Selection Lowercase) ([Ctrl]+[U]) - 選択されているテキストを小文字に変換します。たとえば、「This is a MAXScript example」は、「this is a maxscript example」に変換されます。