オプション ファイルを使用するには

オプション ファイルを作成し、それを使用することにより、レポート ログの作成、ライセンス タイムアウトの設定、ライセンス借用の環境設定を行うことができます。

オプション ファイルを作成する

1 つまたは複数のサーバに対してオプション ファイルを作成し、それらのファイルを使用してネットワーク ライセンスを管理することができます。すべてのサーバに対してオプション ファイルを作成する必要はなく、サーバごとに異なるオプション ファイルを設定することができます。オプション ファイルによって永久またはメンテナンス プラン シートの製品の機能を定義した場合、その設定はライセンス ファイル内のマルチユーザ サブスクリプション シートにも同様に適用されます。しかし、製品パッケージのレベルでコントロールを定義する場合は、マルチユーザ シートのパッケージ コードを追加します。

注: オプション ファイルの完全な情報については、ライセンス サーバの Network License Manager フォルダにインストールされている FLEXnet のドキュメント『License Administration Guide』(ライセンス管理ガイド)を参照してください。

オプション ファイルをアクティブにするには、ライセンス ファイルを保存した後、再度読み取ります。

  1. [メモ帳] (Windows)または[TextEdit ] (Mac OS X)を開きます。レポート ログやその他の機能に対して指定するように、コマンドおよびパラメータを入力します。この操作については、Network License Manager (NLM)と一緒にインストールされている『License Administration Guide』(ライセンス管理ガイド)に記載されています。
  2. ドキュメントに adskflex.opt という名前を付け、ネットワーク ライセンス ファイルを保存した場所に保存します。
  3. 注: 必ず拡張子 .opt を付けてファイルを保存してください。NLM は .txt を認識しません。
  4. サーバにライセンス ファイルを再度読み込ませます。
    • Windows サーバの場合、NLM と一緒にインストールされている LMTOOLS ユーティリティを使用し、[ReRead License File]を選択します。
    • Mac OS X または Linux の場合、[ターミナル]ウィンドウを起動し、Autodesk Network License Manager フォルダ(flexnetserver)に移動し、次の文字列を入力します。
       ./lmutil lmreread -c @hostname-all
      			 
  5. オプション ファイルが読み込まれたことを確認するには、デバッグ ログ ファイルを確認します。オプション ファイルが読み込まれていない場合は、ライセンス サーバを停止して再起動してください。

レポート ログを作成する

  1. テキスト エディタでオプション ファイルを開きます。
  2. 別の行に次のように入力します。
    REPORTLOG [+]report_log_path
    ここで、report_log_path はレポート ログの場所を表します。[+]は、新しいログ項目が、上書きではなく、直前の項目に追加されることを表します。
  3. 注: パスにスペースが含まれている場合は、パスを引用符で囲む必要があります。

ライセンス タイムアウトを設定する

非アクティブのコンピュータがライセンスを無期限に保持することがないよう、ライセンスの借用可能期限を設定します。

  1. テキスト エディタでオプション ファイルを開き、個別の行に次のコマンドのいずれかを入力します。
    • TIMEOUT feature_code n
      ここで、feature_code は製品の名前、n は、サーバがライセンスを返却するまでに非アクティブでいられる秒数です。たとえば、TIMEOUT 66800REVIT_F 7200 は、Revit がライセンス タイムアウトになるまで 7200 秒(2 時間)であることを表します。
    • TIMEOUTALL n
      ここで、タイムアウトはすべての製品に対するもので、n はサーバが非アクティブなオートデスク製品を返還要求するまでの秒数です。

ライセンス借用を環境設定する

オプション ファイルを使用せずにライセンスの借用を許可することができます。しかし、オプション ファイルを使用すると、ライセンスを借用できる時間をより詳細にコントロールすることができます。

  1. オプション ファイルを[メモ帳]または[TextEdit]で開き、個別の行に次のように入力します。
    BORROW_LOWWATER feature_code n
    ここで、feature_code は製品を指定し、n はサーバに残っていなければならないライセンスの最低数です。 この数に達すると、それ以上ライセンスを借用できなくなります。
  2. 次の行に、次のように入力します。
    MAX_BORROW_HOURS feature_code n
    ここで、feature_code は製品を指定し、n はライセンスを貸し出すことができる最大時間です。
  3. 注: ライセンスは、24 時間単位で貸し出されます。