オプション ファイルを作成し、それを使用することにより、レポート ログの作成、ライセンス タイムアウトの設定、ライセンス借用の環境設定を行うことができます。
1 つまたは複数のサーバに対してオプション ファイルを作成し、それらのファイルを使用してネットワーク ライセンスを管理することができます。すべてのサーバに対してオプション ファイルを作成する必要はなく、サーバごとに異なるオプション ファイルを設定することができます。オプション ファイルによって永久またはメンテナンス プラン シートの製品の機能を定義した場合、その設定はライセンス ファイル内のマルチユーザ サブスクリプション シートにも同様に適用されます。しかし、製品パッケージのレベルでコントロールを定義する場合は、マルチユーザ シートのパッケージ コードを追加します。
オプション ファイルをアクティブにするには、ライセンス ファイルを保存した後、再度読み取ります。
./lmutil lmreread -c @hostname-all
REPORTLOG [+]report_log_pathここで、report_log_path はレポート ログの場所を表します。[+]は、新しいログ項目が、上書きではなく、直前の項目に追加されることを表します。
非アクティブのコンピュータがライセンスを無期限に保持することがないよう、ライセンスの借用可能期限を設定します。
TIMEOUT feature_code nここで、feature_code は製品の名前、n は、サーバがライセンスを返却するまでに非アクティブでいられる秒数です。たとえば、TIMEOUT 66800REVIT_F 7200 は、Revit がライセンス タイムアウトになるまで 7200 秒(2 時間)であることを表します。
TIMEOUTALL nここで、タイムアウトはすべての製品に対するもので、n はサーバが非アクティブなオートデスク製品を返還要求するまでの秒数です。
オプション ファイルを使用せずにライセンスの借用を許可することができます。しかし、オプション ファイルを使用すると、ライセンスを借用できる時間をより詳細にコントロールすることができます。
BORROW_LOWWATER feature_code nここで、feature_code は製品を指定し、n はサーバに残っていなければならないライセンスの最低数です。 この数に達すると、それ以上ライセンスを借用できなくなります。
MAX_BORROW_HOURS feature_code nここで、feature_code は製品を指定し、n はライセンスを貸し出すことができる最大時間です。