ファイル トランスレータを作成するときには MPxFileTranslator クラスから派生させる必要があります。また、どのようなタイプのメソッドがトランスレータに必要か検討することも必要です。
トランスレータがインポータ、エクスポータ、またはその両方である場合、クラスの特定のメソッドを定義する必要があります。MPxFileTranslator::canBeOpened() メソッドは、トランスレータがファイルを開くことができるかどうかを定義するため、非常に重要です。トランスレータを読み込みにのみ使用する場合、このメソッドが false を返すようにします。その他の場合、canBeOpened() メソッドはエクスポータ用に true を返すようにします。
インポータを実装するには、haveReadMethod() メソッドと reader() メソッドを含める必要があります。これらの 2 つのメソッドは、読み込むファイルがトランスレータによって読み取り可能かどうかを判断します。
エクスポータには、haveWriteMethod() メソッドと writer() メソッドを含める必要があります。これらの 2 つのメソッドにより、トランスレータがサポートするファイル タイプでファイルを保存することができます。これらのメソッドについては、本書の後半で説明します。