ジャンプ先: 概要. 戻り値. キーワード. フラグ. Python 例.

概要

evaluator([clusters=boolean], [configuration=string], [enable=boolean], [info=boolean], [name=string], [nodeType=string], [nodeTypeChildren=boolean], [priority=boolean], [valueName=string])

注: オブジェクトの名前と引数を表す文字列は、カンマで区切る必要があります。これはシノプシスに示されていません。

evaluator は、取り消し不可能、照会可能、および編集不可能です。

評価マネージャで使用されるカスタム評価のオーバーライドをオン/オフにします。すべての使用可能なカスタム エバリュエータを表示するには、フラグを指定しないで照会します。エバリュエータが現在有効かどうかを確認するには、「enable」フラグを照会します。「name」フラグを使用しない場合は、すべてのモードおよび現在のアクティブ状態を返します。

戻り値

string[]使用可能なエバリュエータのリストです(エバリュエータ フラグを指定しないで、または無効なエバリュエータ名を指定して照会)。
boolean指定したエバリュエータの前のアクティブ状態です(「name」および「enable」フラグを指定)。
boolean指定したエバリュエータのアクティブ状態です(「name」および「enable」フラグを指定して照会)。
string[]要求されたアクティブ状態にあるエバリュエータのリストです(「enable」フラグを指定して照会)。
string[]エバリュエータがアクティブな、または非アクティブなノードのリストです(「nodeType」または「nodeTypeChildren」フラグを指定)。
stringエバリュエータに対して照会された値です(「name」および「valueName」フラグを指定)。
booleanエバリュエータによって構成要求が受け入れられた場合は、true です(「name」フラグおよび「configuration」フラグを指定)。
string[]エバリュエータによって受け入れられた構成パラメータのリストです(た照会モードで「name」フラグおよび「configuration」フラグを指定)。
string[]エバリュエータに現在割り当てられているクラスタを含む、中間サブリスト サイズのリストです(「name」フラグおよび「clusters」フラグを指定した照会モード)。
stringエバリュエータから提供されるヘルプ情報です(「name」フラグおよび「info」フラグを指定した照会モード)。

照会モードでは、戻り値のタイプは照会されたフラグに基づきます。

キーワード

evaluation, manager, DG, runtime

フラグ

clusters, configuration, enable, info, name, nodeType, nodeTypeChildren, priority, valueName
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数タイプ プロパティ
clusters(cl) boolean query
このフラグは、指定されたカスタム エバリュエータに現在割り当てられているクラスタのリストを照会します。戻り値は一連の(number, string[])グループで構成された、文字列の配列です。たとえば、エバリュエータに 2 つのクラスタがあり、それぞれに 2 つのノードと 3 つのノードが含まれている場合、出力は(2, 'transform2', 'transform3', 3, 'joint1', 'joint2', 'joint3')のようになります。
configuration(c) string createquerymultiuse
カスタム エバリュエータに構成情報を送信します。構成情報の意味を把握するのは、エバリュエータの役割です。複数の構成メッセージを 1 つのコマンドで送信することができます。指定されたエバリュエータで使用できる構成メッセージを特定するには、このエバリュエータに対してこのフラグを照会します。
enable(en) boolean createquery
フラグの状態に応じて、特定のグラフ評価ランタイムフラグを有効または無効にします。このフラグを使用するには、「name」引数で名前を指定する必要もあります。「enable」フラグを「nodeType」フラグと一緒に使用すると、指定されたエバリュエータに対して、指定タイプのノードの処理機能を選択的にオンまたはオフにすることができます(つまり、エバリュエータの有効状態が切り替わることはなくなります)。「enable」フラグを「configuration」フラグと一緒に使用すると、カスタム エバリュエータによって解釈された構成メッセージとともに「enable」フラグが渡されます。
info(i) boolean query
エバリュエータの情報を照会します。この情報はエバリュエータの内部状態によって生成され、変更できないため、照会モードでのみ有効です。このフラグを使用するには、「name」引数も指定する必要があります。
name(n) string createquery
特定の DG 評価オーバーライド エバリュエータを指定します。エバリュエータは名前で自動的に登録されます。使用可能なランタイムのリストを取得するには、このフラグを照会します。ランタイムが登録されている場合、そのランタイムは既定で有効です。有効な状態を変更するには、「enable」フラグを使用します。

照会モードでは、このフラグは値を受け入れることができます。

nodeType(nt) string createquerymultiuse
エバリュエータ要求に渡す特定のノード タイプを指定します。エバリュエータは渡されたこのノード タイプの情報を使用することも、無視することもできます。
nodeTypeChildren(ntc) boolean createquery
このフラグが有効で、かつ「nodeType」フラグを使用している場合は、指定したノード タイプから派生したすべてのノード タイプも処理します。既定では、指定されたノード タイプのみを処理します。
priority(p) boolean query
エバリュエータの優先順位を取得します。優先順位が最も高いカスタム エバリュエータが、ノードを最初に要求する機会を取得します。このフラグを使用するには、「name」引数で名前を指定する必要もあります。
valueName(vn) string query
指定したエバリュエータに対して値を照会します。エバリュエータは自身が応答する値のセットを定義できます。

フラグはコマンドの作成モードで表示できます フラグはコマンドの編集モードで表示できます
フラグはコマンドの照会モードで表示できます フラグに複数の引数を指定し、タプルまたはリストとして渡すことができます。

Python 例

import maya.cmds as cmds


import maya.cmds as cmds

# Load a custom evaluator plug-in (not a real plug-in, just an example)
cmds.loadPlugin( 'MY_CUSTOM_EVALUATOR' );
# Result: MY_CUSTOM_EVALUATOR #

# List the available evaluators
cmds.evaluator( query=True );
# Result: [u'MY_CUSTOM_EVALUATOR'] #

# Is 'MY_CUSTOM_EVALUATOR' disabled?
cmds.evaluator( query=True, name='MY_CUSTOM_EVALUATOR' )
# Result: False #

# Check which evaluators are disabled
cmds.evaluator( enable=False, query=True )
# Result: [u'MY_CUSTOM_EVALUATOR'] #

# Turn on 'MY_CUSTOM_EVALUATOR'
cmds.evaluator( enable=True, name='MY_CUSTOM_EVALUATOR' )
# Result: False #

# Check to see which evaluators are enabled
cmds.evaluator( enable=True, query=True )
# Result: [u'MY_CUSTOM_EVALUATOR'] #

# Make 'MY_CUSTOM_EVALUATOR' handle nodes of type 'transform'
cmds.evaluator( enable=True, name='MY_CUSTOM_EVALUATOR', nodeType='transform' )
# Result: [u'transform'] #

# Make 'MY_CUSTOM_EVALUATOR' handle nodes of type 'transform' and all derived types
cmds.evaluator( enable=True, name='MY_CUSTOM_EVALUATOR', nodeType='transform', nodeTypeChildren=True )
# Result: [u'transform', u'joint', <large list omitted>] #

# Get the list of clustered nodes handled by 'MY_CUSTOM_EVALUATOR' in the current scene.
cmds.evaluator( name='MY_CUSTOM_EVALUATOR', query=True, clusters=True )
# Result: ['2', 'transform1', 'transform2', '3', 'joint3', 'joint4', 'joint5' ] #

# Send a configuration message to 'MY_CUSTOM_EVALUATOR'
cmds.evaluator( name='MY_CUSTOM_EVALUATOR', configuration='cluster=subgraph' )
# Result: #

# Query information about 'MY_CUSTOM_EVALUATOR'
cmds.evaluator( query=True, name='MY_CUSTOM_EVALUATOR', info=True )
# Result: #

# Query 'pruneRoots' priority
cmds.evaluator( query=True, name='pruneRoots', priority=True )
# Result: 1000