ノード タイプによるコレクション メンバーの追加

コレクションのフィルタ(Collection Filters)機能を使用して、シェイプ、シェーダ、セットなどのみをコレクションに追加します。また、カスタム フィルタを作成して、関心のある特定のノード タイプを追加することもできます。

既定ではコレクションにはトランスフォーム ノードのみが含まれています。これは、レイヤが表示可能な場合に、ビューポートに表示されるオブジェクトを決定します。

ただし、上級ユーザであれば、コレクション内に他のタイプのノードを含めることが必要になる場合があります。たとえば、シェーダ、セット、シェーディング エンジンなどを含めます。これを使用して、特定のノード タイプのみにオーバーライドを作成できます。

1 つの例として、シェーダ オーバーライドを適用できるシェーディング エンジンのみを持つコレクションを作成します。別の例としては、アトリビュートをオーバーライドするセットのコレクションを作成します。

プロパティ エディタ(Property Editor)コレクションのフィルタ(Collection Filters)ドロップダウン リストをクリックして、使用可能なフィルタの中から選択します。

さらに次のいずれかの方法を実行して、コレクションに追加できます。

フィルタを選択してノードまたはエクスプレッションを追加した後に、プロパティ エディタ(Property Editor)すべて表示(View All)をクリックして、レイヤのメンバーシップを確認することができます。コレクション オブジェクトの表示(View Collection Objects)ウィンドウに、コレクション メンバーのリストが表示されます。

カスタム フィルタを使用して特定のノード タイプを追加する

提供されているコレクションのフィルタ(Collection Filters)が汎用的すぎて目的に合わない場合、カスタム(Custom)フィルタを使用して選択した特定のノード タイプだけを含めると、コレクションをさらに合理化することができます。ドロップダウン メニューからカスタム(Custom)を選択して、プロパティ エディタ(Property Editor) コレクションのフィルタ(Collection Filters) タイプ(Type)アトリビュートにノード タイプを追加します。ノード タイプを追加するには、アウトライナ(Outliner )からノードを中マウス ボタンでプロパティ エディタ(Property Editor)にドラッグ & ドロップすると、そのノード タイプが自動的に認識されます。プラグイン ノード タイプが認識されます。

ヒント: ドラッグ & ドロップの他に、ノード タイプの名前(例: blinn)を手動で入力することもできます。

次の例では、char*_skin エクスプレッションが、コレクション内にすべてのキャラクタのスキン シェーダを含めるために使用されています。次に、中マウス ボタンで char1_skin をプロパティ エディタ(Property Editor) のタイプ(Type)アトリビュートにドラッグすると、blinn タイプが認識されます。同様に、中マウス ボタンで char2_skin をプロパティ エディタ(Property Editor)にドラッグすると、aiStandard タイプが認識されます。メンバーシップを確認するには、すべてを選択(Select All)をクリックします。

ヒント: プロパティ エディタ(Property Editor)のすべて表示(View All)をクリックしてコレクション メンバーのリストを表示することにより、コレクションのメンバーを確認することもできます。

分類文字列を使用してノード タイプを追加する

タイプ(Types)フィールドに texture/2d などの分類文字列を入力して、ファイル ノード、またはチェッカなどの 2D テクスチャ ノードを追加します。その他のオプションには、bump2d または place2dtexture ノードを追加する分類文字列 utility などがあります。このフィールドでは大文字と小文字は区別されます。つまり、Texture/2d では何の結果も返されません。

各ノードのノードの説明では、分類文字列に関する情報を提供しています。詳細については、Maya ヘルプで「テクニカル ドキュメント」の「ノード」のセクションを参照してください。

ノード タイプによってコレクションのメンバーを除去する

- を使用してノード タイプを除外することができます。たとえば、次の例では、タイプ blinn のシェーダを除くすべてのサーフェス シェーダが含まれます。

shader/surface -blinn
また、分類文字列によって除外することもできます。この例には、utility/general/placement/2dで分類されるノード以外のすべてのユーティリティ ノードが含まれます(place2dTexture ノードなど)。
utility -utility/general/placement/2d