C-MOLD 2000 からインポートしたバブラーの修正

バブラーは 2 つのビーム要素としてモデリングする必要があります。一方のビーム要素は、バブラーに流入する冷媒の流動を表し、もう一方のビーム要素はバブラーから流出する流動を表します。

C-MOLD 2000 からインポートしたバブラーは、1 つのビーム要素のみで構成されるため、冷却ソルバーでは適切に処理できません。この問題を解消するには、次の手順を実行します。

注: また、C-MOLD からインポートしたバブラーを削除して、バブラーのモデリングに関するオンライン ヘルプの手順に従って新しいバブラーを構築する方法もあります。

バブラーのモデリングには、熱伝達効率が 0 の内部冷却管要素と、熱伝達効率が 1 の外部バブラー要素を使用します。バブラーに割り当てられるデフォルトの色はオレンジです。

  1. [レイヤー]ペインで、インポートしたバブラーの割り当て先であるレイヤーを除くすべてのレイヤーを非表示にします。
  2. バブラーをクリックして選択し、[プロパティの割り当て] ([形状]タブ > [プロパティ]パネル > [割り当て])をクリックし、[プロパティの割り当て]ダイアログ ボックスを開きます。
  3. [新規]をクリックし、ドロップダウン リストから [冷却管] を選択します。
  4. [冷却管]ダイアログ ボックスでバブラーの内径を指定し、熱伝達効率として「0」を割り当て、[OK]を 2 回クリックし、この新しいプロパティを適用します。
  5. [エンティティの移動] ([形状]タブ > [ユーティリティ]パネル > [移動] > [移動])をクリックします。
  6. モデル枠で、バブラーの内部冷却管を表す要素をクリックします。
  7. [コピー]を選択し、成形品から離れる方向に新しい要素を移動するベクトルを指定します。[適用]をクリックします。 これにより要素のコピーを作成できるので、そのプロパティを簡単に選択して変更できます。
  8. 新しい要素をクリックして選択し、[プロパティの割り当て] ([形状]タブ > [プロパティ]パネル > [割り当て])をクリックします。
  9. [新規]をクリックし、ドロップダウン リストから [バブラー] を選択します。
  10. [バブラー]ダイアログ ボックスでバブラーの内径と外径を指定し、熱伝達効率として「1」を割り当て、[OK]を 2 回クリックし、この新しいプロパティを適用します。 バブラーの内径は、内部冷却管の内径以上とする必要があります。
  11. [エンティティの移動] ([形状]タブ > [ユーティリティ]パネル > [移動] > [移動])をクリックします。
  12. [モデル] 枠で、新規作成したバブラーをクリックします。
  13. [移動/コピー]—[移動]ダイアログ ボックスで、上記で指定した各ベクトル成分の記号を反転し、[適用]をクリックします。 これにより要素が移動し、バブラーが冷却管要素の上に重なって表示されます。
  14. [メッシュ密度] ([メッシュ]タブ > [メッシュ]パネル > [密度])をクリックします。メッシュ密度をバブラー直径の 2.5 倍に設定します。[適用][OK]の順にクリックします。
  15. [メッシュの生成] ([メッシュ]タブ > [メッシュ]パネル > [メッシュの生成])をクリックし、チェック ボックスの選択を解除して、[メッシュ生成]をクリックします。
注: バブラーの上部と成形品の間には、少なくともバブラーの半径分のギャップを残しておく必要があります。これにより、バブラーの上部を形成するドームに十分なスペースを確保できます。