3D 流動 (3D 連成) 解析における並列解析法

並列解析 (マルチ スレッド) テクノロジは、解析速度を向上させるために、3D 流動解析 (3D 連成ソルバのみ) のプロセス設定のオプションとして実行できます。

この方法では、解析実行時の主要計算を (単一または複数の) プロセッサの複数スレッドによって同時に処理できます。並列解析は既定では[自動]に設定されています。

サポートされるシステム

並列解析法は、サポート対象のすべての 32 ビットおよび 64 ビット システムの Windows オペレーティング システムで利用可能です。

並列解析法は、共有メモリ マルチ プロセッサ (SMP) システム (マルチ コア システムともいう) でサポートされています。SMP システムでは、すべての物理プロセッサ (コア) が同じコンピュータ上にあり、完全なシステム メモリにアクセスできるため、データ共有が高速になります。

注: 分散メモリ マシン (クラスタ) では利用できません。

並列解析の有効化

[ソルバ パラメータ (3D 連成)]ダイアログ ボックスから、並列解析オプションにアクセスします。[プロセス設定] [ホーム]タブ > [成形プロセス設定]パネル > [プロセス設定]をクリックし、[次へ]を繰り返しクリックして[充填+保圧設定]ページまで移動します。[アドバンス オプション]をクリックした後、[ソルバ パラメータ]の横にある[編集]をクリックします。[充填+保圧解析]タブで、[ソルバ パラメータ]をクリックします。並列解析オプションは[並列化のためのスレッド数]セクションで設定できます。
注: このオプションは、充填解析、保圧解析、または充填+保圧解析を含む解析順序を指定している場合にのみ利用できます。

3D 連成ソルバを使用しているかの確認

ソルバは既定で[3D 連成ソルバ]に設定されています。ソルバ設定を確認するには、[プロセス設定] [ホーム]タブ > [成形プロセス設定]パネル > [プロセス設定]をクリックし、[次へ]を繰り返しクリックして[充填+保圧設定]ページまで移動します。[アドバンス オプション]をクリックした後、[ソルバ パラメータ]の横にある[編集]をクリックします。[充填+保圧解析]タブの[ソルバ設定]セクションで設定を確認します。