プロセス設定ウィザード ダイアログ ボックス: RTM/SRIM 設定

プロセス設定ウィザードのこのページにアクセスするには、[プロセス設定] ([ホーム]タブ > [成形プロセス設定]パネル > [プロセス設定])をクリックします。ここでは、選択した解析順序の RTM (レジン トランスファ成形)と SRIM (構造反応射出成形)に関連するプロセス設定を指定します。

注: RTM 解析は、繊維強化プラスチックの解析に使用します。

一般設定

注: 次の一覧の項目には、現在のダイアログ ボックスでは利用できないものもあります。利用できる項目は、選択したメッシュ タイプ、成形プロセス、解析順序に応じて異なります。
金型表面温度 樹脂が金型に接触する部分の樹脂と金属の境界の金型温度。

これが入力ボックスの場合は、必要な金型温度を入力します。

注:
  • 金型温度は、樹脂の冷却速度に影響します。
  • 金型温度を、突出可能温度より高い値にすることはできません。
樹脂温度 樹脂がキャビティに流入開始時の、溶融樹脂または樹脂の温度。

これが入力ボックスの場合は、適切な樹脂温度を入力します。

注:
  • モデルにランナー システムがある場合、これはランナー システム入口の樹脂温度です。モデルにランナー システムがない場合、これはゲート出口の樹脂温度です。
  • 樹脂温度を、転移温度より低い値に設定することはできません。
基準射出時間 プロセスにおいて、射出装置で使用する射出時間を入力します。

実際の予測射出時間は、ウィザードの次のページで指定する射出プロファイル設定、および予測充填パターンによって影響されます。

樹脂初期コンバージョン -1 から 1 までの値を入力して、射出位置での初期コンバージョン(硬化)レベルを指定します。
硬化時間 熱硬化性材料が、加熱により十分に架橋結合し固化するのに要する時間です。
成形機圧力限界 射出成形機で使用する最大許容油圧を指定します。

最大成形機射出圧力、またはコンバージョン率を伴う最大油圧のいずれかを設定できます。

成形機の最大射出圧力を指定します。

油圧シリンダー/スクリュー面積比 これは、射出成形機のピストンの油圧に対するスクリュー前面の材料圧力の比率です。

この比率は通常、成形機のマニュアルに記載されています。通常、この比率は 7~15 の範囲で設定し、標準値は 10 です。

油圧シリンダー/スクリュー面積比を入力します。

ヒント: 成形機油圧シリンダー/スクリュー面積比は、ピストン面積をスクリュー面積で割ることによって計算します。
プリ コンディショニング解析 プリ コンディショニング解析を実行するかどうかを指定します。

プリ コンディショニング データを使用して、樹脂温度を計算します。

プリ コンディショニング解析を実行する場合は、[データの編集...]をクリックしてプリ コンディショニング データを指定します。

アドバンス オプション... 解析のアドバンス オプションを表示します。
繊維配向解析(繊維充填材料の場合) 繊維充填材料の場合に、繊維配向解析を実行します。