繊維配向計算(3D)に使用

対象製品: 2017.3 Update 以降

このオプションは、3D 繊維配向解析ソルバーが繊維配向計算に使用するモデルを指定します。

次のオプションを利用できます。

Folgar-Tucker モデル(Ci を自動計算)
このオプションは、経験的関数に基づいて適切な Ci 値を自動計算する場合に選択します。
Folgar-Tucker モデル(Ci を指定)
このオプションは、指定した Ci 値を使用する場合に選択します。[相互係数(Ci)]テキスト ボックスに適切な値を指定します。
RSC または ARD-RSC モデル(長さで決定)
Reduced Strain Closure モデル(短繊維充填材料用)、または Anisotropic Rotary Diffusion モデル(長繊維充填材料用)を Reduced Strain Closure モデルと組み合わせて使用して、繊維配向をソルバーで計算する場合にこのオプションを選択します。このソフトウェアは、[フィラー プロパティ]データに含まれる[初期長]値に基づいて、どのモデルを使用するかを自動的に決定し、適切な Ci 値を計算します。[Reduced Strain Closure ファクター]テキスト ボックスに値を指定します。
注: 一般的に、初期長が 1 mm を超える繊維を、長繊維と見なします。
RSC モデル(Ci を指定)
このオプションは、Reduced Strain Closure モデルを使用した配向ダイナミックスをソルバーで計算し、適切な Ci 値を指定する場合に選択します。[設定編集]をクリックして[繊維配向モデル パラメータ]ダイアログ ボックスを表示します。
長繊維用の ARD-RSC モデル
このオプションは、Anisotropic Rotary Diffusion モデル(初期長が 1 mm を超える繊維の場合)と Reduced Strain Closure モデルを組み合わせて使用してソルバーで繊維配向を計算する場合に選択します。[Reduced Strain Closure ファクター]テキスト ボックスに値を指定します。
Moldflow回転拡散モデル
Moldflow回転拡散(MRD)モデルを使用してソルバーで繊維配向を計算する場合に、このオプションを選択します。
注: ほとんどのシミュレーションではデフォルト設定が適しています。このオプションは、繊維充填材料の流体力学を研究している専門ユーザーのために用意されています。