Dual Domain メッシュを使用した成形品インサートのモデリング

成形品メッシュが成形品インサートと同じ平面上にあり、成形品インサートと境界を共有していることを確認します。

  1. インサートのモデルを別個に作成して、この成形品インサートをインポートします。
  2. 成形品と同じ密度を持つ Dual Domain メッシュとして成形品インサートのメッシュを生成します。
  3. メッシュにエラーがないことを確認します。
  4. オーバーモールディング解析を実行しない場合は、Dual Domain メッシュを使用して成形品インサートをモデリングします。 [成形品インサート] プロパティを成形品インサート要素に割り当てます。
  5. 次の [成形品インサート] プロパティに値を割り当てます。
    • 材料 (金属または樹脂)
    • 局部金型表面温度制御(インサートが樹脂に接触していない箇所。既定ではインサートが金型に接触していると想定)
    • 掛け数 (成形品と同じ値である必要があります)
    • 金型プロパティ (成形品インサートが接触している金型要素のプロパティ)
    • 初期温度 (成形品インサートを加熱する場合)
  6. アプリケーション ボタン[追加] ([開く] > [追加])をクリックして、成形品モデルに成形品インサートを追加します。
  7. [表裏方向] ([メッシュ]タブ > [メッシュ診断] > [表裏方向])をクリックして、成形品インサートと成形品が適切な方向を向いていることを確認します。 成形品と成形品インサートの間の境界にある要素は完全にオーバーラップしている必要があります。オーバーラップしていない要素がある場合は、収束の問題が発生する可能性があります。