Midplane メッシュを使用した成形品インサートのモデリング
インサートには 2 種類あり、どちらも同様な方法でモデリングします。
金型インサートは、金属製で金型の一部です。金型インサートは、コアのような形状を作成するためによく使用されます。
成形品インサートは、射出過程の前に金型に配置し、成形品とともに突出される部品です。ショットごとに新しい成形品インサートを使用することが前提となります。
注:
Midplane メッシュは、真鍮製ネジ込み式インサートなど、厚みがほぼ均一である単純な成形品インサート形状をモデリングする場合にのみ使用できます。複雑な形状に対しては、3D メッシュを使用する必要があります。
ネジ込み式インサートの例
Midplane メッシュを使用してネジ込み式成形品インサートを作成するには、次の手順を実行します。
インサートに接触するモデル上の要素(通常、空洞状ボスの側面)を選択します。
新しいレイヤーを作成して、選択した要素をこのレイヤーに割り当てます。これにより、すべての要素が適切に選択されます。
(
[形状]タブ
>
[ユーティリティ]パネル
>
[移動]
>
[移動]
)をクリックします。
手順 2 で作成したレイヤーの要素を選択します。
インサートの長さより大きなベクトルを入力し、このベクトルを記録しておきます。
[コピー]
をクリックします。
[適用]
をクリックして選択した要素をコピーし、
[閉じる]
をクリックします。
新しい要素を選択し、プロパティ タイプを
[成形品インサート]
に変更します。
材料 (金属または樹脂)、インターフェース伝導率、初期温度 (インサートを加熱する場合) などの必要なプロパティを割り当てます。
肉厚を割り当てます。
(
[メッシュ]タブ
>
[メッシュ診断]
>
[表裏方向]
)をクリックして、金型インサートと成形品が適切な方向にあることを確認します。
注:
メッシュの方向によって、成形品のどちら側にインサートを設置するかを定義します。インサートの表側が成形品の表側に接触している場合、そのインサートは成形品の上面に接触しています。インサートの表側が要素の裏側に接触している場合、そのインサートは成形品要素の底面に接触しています。
親トピック:
成形品インサート