金型ブロック ウィザード

非定常冷却解析を実行するには、成型品モデルに加えて、関連する冷却管、ホース、バッフルなど、および金型インサートなどの追加の構成部品も含めた金型モデルが必要です。金型モデルが存在しない場合は、[金型ブロック ウィザード]を使用して作成することができます。

[金型ブロック ウィザード]を使用することにより、リージョンとして金型ブロックを生成するか、CAD 金型を作成することができます。どちらの場合も、金型メッシュの生成に含めるには、冷却管およびフィードシステムは基本となるカーブで表現する必要があり、成形品とインサートにはそれらの CAD モデルが含まれていなければなりません。

注: 既存のフィード システムおよび冷却管が、基本となるカーブを含まないビーム要素で表現される場合、これらは考慮されません。
注: 四面体要素は、金型表面によって完全に囲まれている必要があります。ビーム要素は突き出ていてもかまいません。

金型ブロックをリージョンとして生成

[金型ブロックをリージョンとして生成]が既定の設定です。 [金型ブロック ウィザード]をクリックすると、金型ブロックがリージョンとして生成されることを示すメッセージが表示されます。寸法を調べ、必要に応じて、満足できる結果が得られるまで調整します。引き続き、必要に応じて CAD 金型ブロックを作成することができます。



CAD 金型ブロック

単一の手順で CAD 金型ブロックを作成することができます。または、リージョンとして金型ブロックを作成し、満足できる結果であることを確認した後、そこから CAD 金型を作成することができます。単一の手順で CAD 金型を正常に生成できるかどうかは、成型品とインサートのクリーンさによります。CAD 成型品/インサートに形状エラーが存在する場合、CAD 金型ブロックの生成が失敗するか、エラーが含まれたまま処理される可能性があります。成型品/インサートに形状エラーが存在しないことが重要であるため、CAD 金型ブロックの生成は、既定のオプションとして設定されません。