ランナーバランス アドバンス オプション ダイアログ ボックス

このダイアログ ボックスは、選択した解析順序におけるランナーバランス解析に関連するアドバンス オプションを指定するために使用します。

このダイアログ ボックスにアクセスするには、ランナーバランスを含む解析順序を選択していることを確認して、[プロセス設定] ([ホーム]タブ > [成形プロセス設定]パネル > [プロセス設定])をクリックします。[次へ]をクリックしてウィザードの[ランナーバランス設定]ページまでナビゲートし、[アドバンス オプション]をクリックします。

切削許容値 モデルのランナー サイズを段階的に変更する距離 (mm) を入力します。

ランナーバランス解析の繰り返し計算では、ランナー内の樹脂流動バランスが調整できるまで、ランナー サイズが変更されます。切削許容値オプションを使用して、各ランナー サイズ計算における増分サイズを指定できます。

注: 直径増分に高精度な数値を指定しても、ランナー システムを同様な高精度で機械加工できない場合には効果的ではありません。
最大収束計算回数 ランナー システム バランスの計算実行時に、ランナーバランス アルゴリズムが使用する最大収束計算回数を指定します。

デフォルト値はほとんどの解析に適しています。しかし、モデルの解析計算の収束に問題が生じた場合は、最大収束計算回数を増加することで問題が解決する場合があります。

時間収束許容値 圧力収束許容値

収束許容値は 1 つの計算の繰り返しから次の繰り返しへの関数値の変化 % に適用され、解析がいつ収束するかを決定するために使用します。この変化 % 値が収束許容値よりも低い値になると、直ちに解析は収束します。

収束許容値を厳密にすると解析精度は向上しますが、解析時間の延長、および収束問題の警告が発生することがあります。解析で収束問題の警告が発生した場合は、収束許容値を緩和してソルバーがシミュレーションを完了できるようにします。

注: 通常はデフォルト値を変更する必要はありません。
収束許容値を厳密にする(低い値を入力する)と、解析精度は向上します。