メッシュ方向の手動修復

メッシュ方向は、高精度の結果を生成するために重要です。特に、冷却解析を実行する場合や、表側と裏側で異なる金型温度を使用して充填+保圧解析を実行する場合に重要です。Dual Domain モデル上のメッシュ方向が不適切な場合は、間違った成形品体積が算出される可能性があります。

大多数の要素は、自動メッシュ方向変更コマンドを使用して調整できます。このコマンドですべての要素の方向が変更されない場合があり、その場合は要素や領域を 1 つずつ手動で調整できます。

  1. [表裏方向診断] ([メッシュ]タブ > [メッシュ診断]パネル > [表裏方向])をクリックし、[表示]をクリックして [メッシュ表裏方向診断] を表示します。
  2. モデルの各種フィーチャーの方向が正しいかどうかを確認します。 適切な方向は、メッシュ タイプ (Midplane または Dual Domain)、およびモデルの性質 (成形品要素やインサート要素など) によって異なります。
  3. [要素の方向変更] ([メッシュ]タブ > [メッシュ修復]パネル > [要素の方向変更])をクリックします。
  4. 方向を変更する要素をモデル枠で選択します。 要素を選択する他の方法としては、カーソルを[参照]テキスト ボックスに置き、モデル ペインで代表的な要素をクリックしてから、[参照要素に接続しているすべての要素]または[同じ方向で接続している要素]を選択して、[検索]をクリックする手順もあります。
  5. 選択した要素の方向を反転する (逆にする) のか、指定した参照要素と揃えるのかを選択します。
    注: [方向の反転]を選択すると、各要素を元の方向とは反対の方向で配置します。[方向の整列]を選択すると、すべての要素を参照要素と同じ方向に配置します。
  6. [適用][閉じる]の順にクリックします。