このダイアログ ボックスを使用して、冷却解析で必要な冷却時間を自動計算するために使用する、成形品突出基準を指定できます。この入力値は、成形品に対して最適な冷却時間を決定するために、冷却ソルバーおよび冷却(FEM)ソルバーで使用します。
このダイアログ ボックスにアクセスするには、冷却または冷却(FEM)を含む解析順序を選択していることを確認し、( )をクリックし、[射出+保圧+冷却時間]オプションを
[自動]
に設定し、[目標突出基準の編集...]をクリックします。
サイクル タイムの自動計算では、まずソルバーは [金型表面温度] 平均値に到達するのに要する時間を決定しようとします。これが達成できない場合、[突出可能温度に達した最小成形品パーセンテージ] が [突出可能温度] 未満に到達するのに要する時間を使用して、サイクル タイムを決定します。
Midplane または Dual Domain 解析では、冷却時間は「各要素」が最低でも指定した[突出時間における最小成形品パーセンテージ]に到達する時間によって決定します。
3D 解析では、冷却時間は成形品「全体」の体積固化パーセンテージに基づいて決定します。
金型表面温度 | 樹脂が金型に接触する部分の樹脂と金属の境界の金型温度。金型温度を、突出可能温度より高い値にすることはできません。 |
突出可能温度 | 突出可能温度は、材料に永久変形や金型のエジェクタ ピンの跡を残すことなく、突き出しに十分耐えられる剛性に達する温度です。 成形品を金型から突き出す温度を入力します。 |
突出可能温度に達した最小成形品パーセンテージ | 冷却解析で冷却時間を自動計算するには、プログラムでは、成形品の突出時に固化している必要がある最小成形品体積を示す値が必要となります。 |