このオプションは、Midplane/Dual Domain 繊維配向解析ソルバーが繊維配向計算に使用するモデルを指定します。
次のオプションを利用できます。
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自動計算された Ci および Dz 値 を持つ Moldflow モデル
- このオプションでは、ソルバーが成形品肉厚平均値に基づいて適切な Dz 値を自動計算し、次に計算された Dz 値、ファイバーの体積率およびアスペクト比を含む経験的関数に基づいて適切な Ci 値を自動計算します。
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自動計算された Dz および指定された Ci 値 を持つ Moldflow モデル
- このオプションでは、ソルバーが成形品肉厚平均値に基づいて適切な Dz 値を自動計算し、ユーザーが Ci 値を指定する場合に選択します。[相互係数(Ci)]テキスト ボックスに適切な値を指定します。
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指定された Ci および Dz 値 を持つ Moldflow モデル
- このオプションでは、繊維相互作用計算で使用する Ci 値および Dz 値をユーザーが指定します。[設定編集]をクリックして[繊維相互作用計算パラメータ]ダイアログ ボックスを表示します。
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RSC または ARD-RSC モデル(長さで決定)
- Reduced Strain Closure モデル(短繊維充填材料用)、または Anisotropic Rotary Diffusion モデル(長繊維充填材料用)を Reduced Strain Closure モデルと組み合わせて使用して、繊維配向をソルバーで計算する場合にこのオプションを選択します。このソフトウェアは、[フィラー プロパティ]データに含まれる[初期長]値に基づいて、どのモデルを使用するかを自動的に決定し、適切な Ci 値を計算します。[Reduced Strain Closure ファクター]テキスト ボックスに値を指定します。
注: 一般的に、初期長が 1 mm を超える繊維を、長繊維と見なします。
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RSC モデル(Ci を指定)
- このオプションは、Reduced Strain Closure モデルを使用した配向ダイナミックスをソルバーで計算し、適切な Ci 値を指定する場合に選択します。[設定編集]をクリックして[繊維配向モデル パラメータ]ダイアログ ボックスを表示します。
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長繊維用の ARD-RSC モデル
- このオプションは、Anisotropic Rotary Diffusion モデル(初期長が 1 mm を超える繊維の場合)と Reduced Strain Closure モデルを組み合わせて使用してソルバーで繊維配向を計算する場合に選択します。[Reduced Strain Closure ファクター]テキスト ボックスに値を指定します。
注: ほとんどのシミュレーションではデフォルト設定が適しています。このオプションは、繊維充填材料の流体力学を研究している専門ユーザーのために用意されています。