誘導電流密度の結果

[誘導電流密度]結果は、金型内の交番磁界のために、金型内で生じる電流の強さを示します。

この結果の取得

メッシュ タイプ:
  • Dual Domain
  • 3D
次を含む解析順序:
  • 冷却(FEM)

この結果は、既定ではスタディ タスク ペインに表示されません。代わりに、解析の実行後に[新規プロット]として作成できます。それには、[新規プロット] ([結果]タブ > [プロット]パネル > [新規プロット] > [プロット])をクリックします。 [誘導電流密度][利用可能な結果]に表示されます。

この結果の使用法

誘導電流は交流電流であり、表皮厚さ、金型インサートの表皮領域、または成形品と接触するインサート内で最も強力になります。このプロットにより、この状態を確認し、電流の強度を取得し、金型のどの部分が加熱されるのかを知ることができます。また、電流の方向も確認できます。この結果は、金型インサートの材料特性によって異なります。図 1 は、誘導電流密度の結果の例であり、電流の方向、金型インサートの表皮領域において電流がより強い箇所を示します。

図 1: 金型内の誘導電流密度

確認事項

  • 電流は、加熱が要求されるインサートの表皮領域で強くはずです。

結果が予想どおりでない場合は、シミュレーションに失敗しなかったか確認します。