バブラーのモデリング

バブラーは、冷却管に止まり穴を開け、この穴から直径の小さな別の同心冷却管をほぼ上部まで挿入して、金型内に中央の円形の冷却管と外側の環状の冷却管を構築して作成します。冷媒は内側の冷却管から流入し、管内を通過して、バブラー穴の上部から流出し、外側の冷却管内を通って出口に至ります。この方法により、通常は冷媒が流れにくい金型内の領域にも冷媒が流入できます。



A はバブラー断面を示し、B は金型モデルを示しています。P3P1 の間のビーム要素は、断面が円形であり熱伝達効率(HTE)=0 です。P1P2 の間のビーム要素は、断面が環状であり熱伝達効率(HTE)=1 です。バブラーに割り当てられるデフォルトの色はオレンジです。

  1. [直線の作成] ([形状]タブ > [作成]パネル > [カーブ] > [直線の作成])をクリックして、入口の中心線(P3)から管の上部(P1)まで直線を作成します。
  2. 管の上部 (P1) から出口の中心 (P2) までの直線を作成します。この直線には、2 つの新しいカーブを分離するバブラーの穴の軸に沿った短い距離を考慮します。
  3. 内側の冷却管(直線 P1-P3)を選択し、右クリックして[プロパティ]を選択します。[はい][新しいプロパティを割り当てますか?]プロンプトでクリックします。
  4. [新規]をクリックして、 [冷却管] を選択します。
  5. 0[冷却管熱伝達効率](HTE)に入力します。
  6. [名前]ボックスに、冷却管プロパティとして適切な名前を入力して、[OK]を 2 回クリックします。
  7. 外側の冷却管(P1-P2)を選択し右クリックして、[プロパティ]を選択します。[はい][新しいプロパティを割り当てますか?]プロンプトでクリックします。
  8. [新規]をクリックして、[バブラー]を選択します。
  9. 1[冷却管熱伝達効率](HTE)に入力します。
  10. 必要な寸法と金型材料を指定し、バブラーとして適切な名前を付けて、[OK]を 2 回クリックします。 バブラーの内径は、手順 4 で作成した冷却管の内径以上である必要があります。
  11. スタディ タスク ペインで[メッシュ タイプの選択]タスクを右クリックして、 [メッシュ密度の定義] を選択します。メッシュ密度をバブラー直径の 2.5 倍に設定します。[適用][OK]の順にクリックします。
  12. [メッシュの生成] ([メッシュ]タブ > [メッシュ]パネル > [メッシュの生成])をクリックし、チェック ボックスの選択を解除して[メッシュ生成]をクリックします。
注: バブラーの上部と成形品の間には、少なくともバブラーの半径分のギャップを残しておく必要があります。これにより、バブラーの上部のドームに十分なスペースを確保できます。
ヒント: 2 つのカーブを重ねることもできます。その場合は、手順 2 で、成形品から離れた位置に第 2 のカーブ(P1-P2)を作成して、そのプロパティを割り当ててから、そのカーブを移動してカーブ(P3-P1)に重ね合わせることをお勧めします。